bondaviは8月15日、「都道府県別・学習時間ランキング」を公表しました。90%以上が学習用途(72.4%が学生、18.8%が社会人)に利用している集中アプリ「集中」の行動データから、学生7万6628人の学習時間を反映し、都道府県別の自主学習時間を集計(集計期間:2024年4月1日~7月31日)。「学習時間が長い」都道府県ランキングを発表します。
2位:東京都
2位は、日本の首都、東京都。人口密度の高さは全国でダントツの1位です。「東京大学」をはじめ、国公立・私立を合わせて大学の数は140校以上。NTTタウンページが6月に発表した「小中高等学校都道府県別登録件数」ランキングでも、2023年4月時点での登録件数は2517件で、1865件で2位の北海道に大きく差をつけて全国1位を誇ります。今回の調査で、都道府県を人口密度順に並べてみると、全体の傾向として人口密度の高い都道府県が学習時間が長い傾向が見られました。県内や近隣に学校が多く、競争社会の表れなのか、人口密度TOP5、Worst5の都道府県を比較してもこの傾向は見られるようです。
1位:山口県
1位は、中国地方に属する山口県。瀬戸内海と日本海どちらにも面し、本州と九州の交通の要所として発展。対岸の福岡県とは関門橋やトンネルでつながっています。国立「山口大学」を筆頭に、高等学校では県内で最大規模を誇る進学校「県立山口高等学校」、周南市の「徳山高等学校」のほか、「山口大学教育学部附属山口中学校」「宇部フロンティア大学付属中学校」などの中高一貫校も人気です。人口密度の高さでは、47都道府県中28位の山口県。今回のデータ分析の結果から、学習時間が長い県は「人口密度が高い(都会)」という傾向に当てはまらず、現時点では十分な説得力を持つ説が見つからないという興味深い結果となりました。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。