遺品・生前整理や不用品回収、ゴミ屋敷の片付けなどを担う清掃会社・スッキリン(兵庫県西宮市)が運営するYouTubeチャンネル「スッキリンお片付けチャンネル」が8月9日、同チャンネルで動画を更新。衝撃的な動画内容が反響を呼んでいます。
【実際の動画:10年前に行方不明になった母の遺骨を清掃業者が発見】
10年前に母親が失踪したという20代男性からの依頼
片付けの現場と客のリアルな声を動画で届ける同チャンネル。9日の動画は20代の男性依頼者が引っ越しのため、現在1人で住んでいる実家の整理を依頼、その片付けの様子をカメラに収めて公開した、という内容です。元々は家族4人で4LDKの間取りの家に住んでいたものの、姉は転勤で実家を出て、父親は2年半前に死去。母親は約10年前に失踪し、それ以降は会っていないと依頼者は話します。
洋間2部屋の片付けを終え、スタッフたちが次に着手したのが失踪した母の部屋だったという和室。依頼者によると、「10年間“開かずの間”状態」だったそうで、部屋の中は食品ゴミや新聞、衣類などで足の踏み場もない状況でした。ここで、手際よく片付けを進めるスタッフが、ある異変に気が付きます。そのスタッフが手にしているものはモザイクがかけられていますが、人骨らしきもの。
「え、ちょっと待って」「ほんま怖いって」と、思わず後ずさりするスタッフ。最初は別のスタッフと「ちゃうやんな」と話していましたが、毛布をめくり別のスタッフが確認すると、「あ、これヤバいかもしれん」と急ぎ部屋を出ていくスタッフたちの様子が収められています。
「いないものやと思って」母親の惨状に言葉を失う依頼者
スタッフの1人が「見たことあります?」と声をかけ、恐る恐る現場を確認する依頼者。信じられない状況を目の前に、「え」と声を発し、固まりました。現場に走る緊張感。スタッフの1人が、「ちょっと油の臭いがするんで、もしかしたら……」と発し、依頼者は約10年前に父親が母親の「失踪宣告出してる」「(母親は)いないものやと思って住んでたんですけど マ……マジで?」とろうばいしながら言います。
そして、両親の夫婦仲が悪かったと明かす依頼者。母親は主にこの和室で生活し、あまり接することがなかったそうで、平成25年(2013年)に警察がこの家を訪問し、母親がいないと結論付けたことから、「どっか行っちゃったんや」と思っていたそうです。
事件性の有無は……?
しかし、スタッフは依頼者の母親と思われる人骨が毛布に包まれていることから、「お父さんは気付かれてたんじゃないか」と漏らします。ここで作業は中止。依頼者から警察へ通報し、駆けつけた警察官へ状況を説明しました。事件性の有無を判断するため、刑事課の刑事が現場に到着し、総勢20人ほどの警察関係者で現場はあふれました。なお、第一発見者である清掃業者のリーダーは約2時間にわたる事情聴取を受けたとのこと。
この一部始終を捉えたリアルな動画には、「過去一の衝撃回」「元葬儀屋ですが、聞いた事ない事例」「清掃業務の方、本当にご苦労さまです」「お母さまを弔ってあげて」「少なくとも父親は知ってただろうな」などさまざまなコメントが寄せられ、動画の再生回数は記事執筆時点で100万再生を突破しています。
同チャンネルは毎週金曜の18時に動画が更新されます。本動画の終盤では、この動画の後編が次回予告として放送されました。明かされる真相や、母親の人骨を見たときの依頼者の胸中などが語られる予定です。気になる人は、チェックしてみてください。