台風接近や予測不可能なゲリラ雷雨、地震……飛行機の「欠航」はスピード勝負で予定変更を!

夏の飛行機旅では、台風やゲリラ雷雨などに加えて頻発する地震にも注意しておきたいところ。台風の接近や急激な天候の変化などによる予測不可能な「欠航」に備えて準備できることとは? 旅行ジャーナリストが解説する。

「雷雨」が軽視できない理由、できる対策は?

飛行機の「空席待ち」には順番がある。欠航便の振替は上位でないと厳しい
飛行機の「空席待ち」には順番がある。欠航便の振り替えは上位でないと厳しい(筆者撮影)
また台風と比較して、実は軽視できないのがゲリラ雷雨である。飛行機に乗っている時だけでなく、飛行機に乗る前後にも影響する。雷の影響を受けそうだと思ったらすぐ、代替ルートや延泊のホテルなどを調べたほうがいい。

特に、羽田空港などの混雑空港では、雷そのものだけでなく、たった数十分から数時間でも離着陸が一時停止すると、翌日以降も機材繰りなどで欠航や大幅遅延などが起こりうる。客自身の臨機応変な行動力、情報収集力などが大事になるのだ。

「地震」も予測不可能だが、できることはある

2024年8月8日には、宮崎県で震度6弱の地震が発生したのに関連し、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)が1週間をめどに発せられた。しかし、巨大地震が発生する可能性は約0.5パーセントという報道もあった。

過去の主な大地震がいずれも突然発生したように、地震もやはり予測不可能といえる。

巨大地震が発生すれば、空港への被害や滑走路の運用停止などに伴い、出発および到着の便が欠航するなどの事態が起こるだろう。

欠航すると、支払い済みの運賃は全額払い戻しされる。だが、ホテルやレンタカーなどの変更・キャンセルの手続きに加えて、旅行先で足止めされれば自宅まで戻る代替ルートなども間違いなく混雑する。どの旅行でも、できれば事前に「代替手段」を調べておくと安心感が違うのは言うまでもない。

「天災は忘れた頃にやってくる」という言葉がある。夏目漱石の弟子で知られる物理学者・地震学者の寺田寅彦(1878~1935)が残した有名な警句だ。飛行機を含めた旅行も、備えあれば患(うれ)いなしで、日ごろから備えておくのが大事である。
 
この記事の筆者:シカマ アキ
大阪市出身。関西学院大学社会学部卒業後、読売新聞の記者として約7年、さまざまな取材活動に携わる。その後、国内外で雑誌やWebなど向けに取材、執筆、撮影。主なジャンルは、旅行、飛行機・空港、お土産、グルメなど。ニコンカレッジ講師をはじめ、空港や旅行会社などでのセミナーで講演活動も行う。
 
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