【実際の投稿:ひろゆき、デマを拡散】
正しくない情報を広める
ひろゆきさんは「元男性が、女子オリンピックボクシングに参加。元男性の余裕勝ち。金玉取った男性は、金玉取った男性です。女性ではないです。トランスジェンダーは、トランスジェンダーであって、女性ではない。女性の大会に元男性を参加させるのは、女性の機会を奪う」とつづり、1本の動画が載っている「オリンピックが終わった瞬間」と英語で書かれたポストを引用しています。すでに動画は著作権の問題で削除されていますが、パリ五輪の女子ボクシングの試合の動画でした。トランスジェンダーではない選手の試合だったにもかかわらず、「元男性」「トランスジェンダー」などと書き、正確でない情報を広めています。
コミュニティノートが付く
ひろゆきさんのポストにはコミュニティノートが付く事態に。「元のポストのノートにもある通り、Imane Khelif選手は、トランスジェンダーではなく、性分化疾患(DSD)により女性の身体的特徴を持ちながらも性染色体がXYである、生まれながらの女性です」「Imane選手が該当すると思われるアンドロゲン不応症について、知識の共有が必要です」「XY染色体を持つDSDの人が身体的優位性をもつことは他のスポーツでも認識されており、トランスジェンダーとは別で議論が必要ですが、誤った情報をもとに彼女を非難するポストには問題があります」と、コミュニティノートは正しい情報のURLも添えて訂正しました。コメント欄では、ひろゆきさんの誤った情報を信じ込んだ人からトランスジェンダーに対する誹謗(ひぼう)中傷が寄せられる事態に。しかし中には「ケリフ選手がトランスジェンダーであるという情報は誤解です」「この方、トランスジェンダーではないようです 根本的な問題が違います」「嘘だらけのツイートなのすごいな」「ねぇ、さすがにひどくない?」「嘘を嘘と見抜けないまま引用リツイートをする」と、正しい情報を得ている人からの声も上がっています。