植草美幸の恋愛・結婚相談ー編集部選ー 第9回

33歳男性、「女性医師以外は認めない!」家族全員“医師”エリート一家の実家呪縛にSOS求める

婚活に励む視聴者から寄せられたお悩みに答える「植草美幸の結婚相談所マリーミー」。人気エピソードから、エリート医師一家に生まれた男性の相談を紹介します。(サムネイル画像出典:「植草美幸の結婚相談所マリーミー」)

日本全国の婚活に励むユーザーから寄せられたお悩みに答えるYouTubeチャンネル「植草美幸の結婚相談所マリーミー」。人気エピソードから、エリート医師一家に生まれた男性のお悩みを紹介します。
 

【実際の動画:33歳男性医師、家族が求める結婚相手への条件が厳しい!】

相談者プロフィール

相談者本人:33歳男性
住まい:中部地方
職業:医師
年収:約1400万円
相談:家族から求められる結婚相手の条件が厳しすぎる

“医師もしくは歯科医師”が絶対条件の家族

総合病院で内科医として勤務する相談者の男性。両親と既婚者の妹がおり、家族全員が医師というエリート一家で、「かなり堅い家族」だそう。1年ほど前に両親の強い勧めで結婚相談所へ登録したが、家族が出す条件は“医師もしくは歯科医師”であり、それ以外の職業の女性は“書類選考”で落とすと言います。

相談者は半年前まで結婚を考えていた女性がいたようですが、看護師という職業のみで「両親や親戚一同から猛反対を受け、心が折れて別れました」と明かしました。また、相談者の「気が強い」実妹は、両親の反対を押し切り、医師ではない相手と計画的に妊娠・結婚したというエピソードも添えられています。
 

相談者の希望は「家族から祝福を受けての結婚」であり、「反対をされてまで結婚したいとは思わない」とも。相手に求める条件は「子どもを2人産んでくれること」のみ。しかし、家族の出す条件が厳しすぎて、「結婚できる気がしない」と漏らします。

結婚は自分の問題で親は関係ないと前置きしつつ、相談者は自分の家柄を「名家」と言い切り、「長男の自分が跡継ぎにならないといけない」と、実家に縛られている様子です。

結婚相談所に登録している女性医師からは、ことごとく断られ、“婚活疲れ”が見える相談者。「優しめのアドバイス」を希望とのことです。

「メンタル弱すぎ」言いなり息子にピシャリ!

植草さんは相談者の状況を、「婚活の闇」「またの名は毒親」と表現し、そんな家庭環境に置かれる相談者には、「ちょっと気の毒」と言いつつも、「メンタル弱すぎ」「この番組に相談を持ってきた時点で優しさは求めちゃダメ」と指摘します。

女性医師とマッチングができない理由は、「田舎」なので女性医師の人口がそもそも少ないと分析。「都心の腕の良い仲人さんに紹介してもらうのがベストアンサー」、もしくは両親が連れて来た女性医師との“言いなり結婚”を相談者へ提案します。
 

そして、相談者がアグレッシブに婚活に取り組めないのであれば、とにかく「一家総出」で相談者の婚活を応援するしかないと続けた植草さん。仮に相談者が女性医師を交際相手として連れて来ても、こうした両親の場合、それはそれで何か口を出す可能性も否定できないので、「親が連れて来た女性」「親の希望通りに乗っかる」ことが一番であるとし、「心が折れない婚活をするしかない」と説きました。
 

 
この記事の監修者:植草 美幸
結婚相談所マリーミー代表。恋愛・婚活アドバイザー。ラジオやWebメディアも含め、年間約2000件の恋愛・結婚相談を有し、自身が代表を務める相談所では年間成婚率80%を達成するなど業界異例の成果を誇る。『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)をはじめテレビ出演多数。著書に『ドキュメント「婚活」サバイバル』(青春出版社)、『結婚の技術』(中央公論新社)など。
 
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