2012年「4800万円」で買えた都内新築2LDK、今や「1億円超」も! 42歳女性が語るマンション購入のリアル

都内のマンション価格高騰が続く中、「マイナス金利政策」の解除もあり、マンションを購入するタイミングや売却するタイミングを悩んでいる人も多いでしょう。東京都在住の42歳女性に聞いた、マンション購入についてのリアルな体験を紹介します。

ここ数年、都内のマンション価格高騰が続いています。そんな中、日本銀行も3月、「マイナス金利政策」を解除し、金利を引き上げることを決定。マンションを購入するタイミングや売却するタイミングを悩んでいる人も多いでしょう。

マンションの購入や売却は、家計に大きな影響を与える重要な決断です。All About ニュース編集部が4月9~10日に実施した調査から、東京都在住の42歳女性に聞いた、マンション購入についてのリアルな体験を紹介します。

2012年に、「4800万円」で2LDKの新築マンションを購入

マンション
2012年、年収600万円で都内4800万円のマンションを購入
この女性は、独身時代の2012年に4800万円で東京都杉並区のマンションを購入。新築マンションで、7階2LDKの物件でした。当時の年収は600万円ほどで、3000万円のローンを組んだとのことです。

マンションを購入した理由について、この女性は「会社の周りの人がみんな家を買い始めて、社内的に流行りだった。また早いうちにローンを組んで、55歳くらいまでに完済したかったので、逆算すると30歳くらいで買わないと間に合わなかった」と語っています。

購入してよかったことを聞くと、「自分の不動産があり、歳をとってから住宅に困らないという安心感。また賃貸と違って中をリフォームしたり、好きなようにイジれる楽しさを得た」と教えてくれました。

現在、杉並区の中古マンション相場は「7615万円」。新築は「1億超え」も

現在、この女性のマンションは築12年になります。

LIFULLが運営する「LIFULL HOME'S」で、過去3カ月の間に掲載された物件の中から独自に算出したマンションの平均価格(2024年6月1日更新)は、東京都杉並区の築年数10~15年以内の中古マンション(70平米)の場合、「7615万円」となっています。新築では1億円超えの物件も多数。

もし今売却するとしたら、築12年のマンションでも新築購入当時より高値で売却できるかもしれません。

「早く買って早く完済した方がいい」

現在この女性は結婚もし、年収は450万円とのこと。今のマンション価格の高騰状況に関して、「資材高騰や原油高の影響をかなり受けているので、不動産そのものの価値としては大して上がっていない、経費の高騰だと思う」と話します。

最後に、これからマンションを購入する人へのアドバイスを聞くと、「早く買って早く完済した方がいい。長くかけて返済すると、利息部分だけでかなりの金額になる。世間の景気の影響を受けるリスキーな期間を短くすべきだと思う」とコメントしました。


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