マンションの購入や売却は、家計に大きな影響を与える重要な決断です。All About ニュース編集部が4月9~10日に実施した調査から、東京都在住の45歳男性に聞いた、マンションの購入・売却についてのリアルな体験を紹介します。
2014年に、「3160万円」で中古の2LDKマンションを購入
マンションを購入した理由について、この男性は「新宿区内で、中古ではあるものの、ライオンズマンションであるため、信用がおけると考えました」と語っています。一方で、「戸数が少なく、古くから住んでいる方も多いため、組合の雰囲気はあまりよくはありませんでした」と購入後の印象も教えてくれました。
2019年に、「3600万円」で売却できた
2019年3月に男性はこのマンションを売却しました。売却時にはマンションは築35年になっていましたが、3600万円で売却することができました。残っていたローンや手数料などを差し引いた手取り金額は600万円だったとのことです。マンションを売却した理由は、「子供が私立小に通うため、学校の近くに引っ越しました。また、マンション価格も上がり、売り時と考えました」とのこと。売却後の感想として、「後悔なく、高く売れてよかったです」と振り返っています。売却後は注文住宅を建てて暮らしているそうです。
「売るタイミングとしては良いと思います」
現在の世帯年収は、夫が850万円、妻が300万円の1150万円。今のマンション価格の高騰に関しては、「都内は高すぎるように思います。買いたいとは思いません。売るタイミングとしては良いと思います」と語ります。また、これからマンションの購入や売却を考えている人へのアドバイスを聞くと、「戸数や住んでいる世帯の雰囲気はとても大切です。集合住宅のため、値段以上に人間関係を築けるかどうか足を運ぶことが大切であると思います。売ることがあると考えて、綺麗に使っておくと売るときに助かります」と教えてくれました。
マンション価格がここまで高騰してくる前の2014年に中古マンションを購入し、高騰期の2019年に売却したこの世帯は、子育てのタイミングとマンション価格の動向を見極め、うまくマンションを購入・売却できた一例といえそうです。
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