川口春奈さん、木南晴夏さん、畑芽育さんが“9の歳”の3姉妹を演じるドラマ『9ボーダー』(TBS系)。5月17日に放送された第5話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第5話のあらすじ
実家の銭湯・おおば湯を本格的に立て直すべく、スパや銭湯に通って研究を始めた七苗(川口春奈)。コウタロウ(松下洸平)とも思いが通じ合い充実した日々を過ごす中、離婚が成立した長女・六月(木南晴夏)が部屋を引き払って実家へと戻ってきます。さらに、あつ子(YOU)とコウタロウが住むマンションが水漏れの被害に遭い、修理の間、コウタロウは三女・八海(畑芽育)の提案により大庭家で同居することに。
あつ子は記憶喪失のコウタロウに戸籍の作り方を調べたといって教え、「夢を見つける」ことを提案。七苗の幼なじみ・陽太(木戸大聖)に片思いする八海には、アミューズメントパークの招待券を渡し背中を押します。大庭家の3姉妹とコウタロウ、陽太、そして六月を慕う部下・松嶋(井之脇海)の6人でアミューズメントパークを楽しむ中、八海はついに陽太へ思いを伝え、松嶋も六月に「付き合ってください」と告白。
姉妹の恋模様がそれぞれ進む中、おおば湯立て直しの計画を完成させた七苗は融資相談に行くも、融資は受けられず。現実は厳しいとこぼす七苗にコウタロウが寄り添う一方、六月は松嶋に「やっぱり今の状況では始められない」と返答。陽太に返事はいらないと伝え恋に区切りをつけた八海は、料理の勉強をするため、あつ子の店で働かせてもらうことに。
六月が経理、七苗が総務・運営・宣伝、料理は八海、そしてコーヒーをコウタロウが提供する。そんなおおば湯の未来絵図を語り合って盛り上がる一同。するとその時、玄関から聞き覚えのある声が。入ってきたのは失踪中の父・五郎(高橋克実)で――。
59歳・あつ子さん(YOU)の金言が光る
七苗とコウタロウ、六月と松嶋、八海と陽太の3姉妹カップルの恋模様がそれぞれ進み、おおば湯を立て直すという姉妹の“これから”が見えてきた矢先の父の帰還。そんな第5話では、59歳という“9の歳”と判明したあつ子が、コウタロウや八海、陽太との会話で彼らをそっと応援する姿が印象的でした。「好きなら好きっていう、嫌なら嫌っていう、それで後悔なし」と八海の背中を押した彼女に、SNSでは話題が殺到。
X(旧Twitter)では、「今回はあつ子さん回でもあるな。『まだ若いうちは大事なものは遠くにあると思う。もうちょっと年齢行くと大事なものは自分の中にあるって気づく』ってセリフすごくいい」「あつ子さんがステキな女性で。あんな風に素敵に歳を重ねていけたら良いな」「八海ちゃんとあつ子さんのシーン良かったなぁ…思わずほろり」「姉たちにはうるさいと言って反発してた八海が、あつ子さんの言葉を素直に聞けたのがリアルだった」「あつ子さんが59歳ってことは49歳の誰かがこの後でてくる?」などのコメントが寄せられています。
第6話予告によれば、第5話冒頭でも登場した謎の少年(齋藤潤)は、どうやら父・五郎が旅先で出会った銭湯に興味があるという少年で、おおば湯で働かせるために連れて帰ってきた模様。五郎のマイペースさにいら立ちながらも、少年を迎え入れる七苗たち。しかし、五郎は七苗たちが進める「おおば湯リニューアル計画」に難色を示して……? 大庭3姉妹の恋と人生の未来絵図がどう展開されていくのか注目です。
『9ボーダー』あらすじバックナンバー
・第4話・第3話
・第2話
・第1話
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。