吉高由里子さんが主演するNHK大河ドラマ『光る君へ』。5月12日に放送された第19話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第19話のあらすじ
道長(柄本佑)が右大臣に任命され、公卿のトップに君臨。参議たちの意見を直に聞きたいから関白にはなりたくないと言う道長に、民のための政をしたい一条天皇(塩野瑛久)も好感触を持ちます。道長に先を行かれ面白くないのは、亡き関白・道隆(井浦新)の長男・伊周(三浦翔平)と弟・隆家(竜星涼)。2人は道長に反目し、内裏にも参上しないようになります。しかし、道長が妻・明子(瀧内公美)の兄・源俊賢(本多大輔)をうまく使い、伊周兄弟を内裏へ戻らせることに成功。
一方、まひろ(吉高由里子)は、父・為時(岸谷五朗)邸を訪ねて来たききょう/清少納言(ファーストサマーウイカ)から、道長活躍のうわさを耳にします。ききょうは政にも意見のあるまひろに、自らが仕える中宮・定子(高畑充希)に面通しする機会を設けます。まひろが内裏に上がると、たまたま定子に会いに来た一条天皇とも対面。
身分に関係なく試験に受かれば政に参加できる、宋の国の制度を語るまひろ。一条天皇は関心を示し、男なら登用してみたかったと道長に語ります。帝から“まひろ”の名を聞き動揺するも、その内容にハッとさせられた道長。折しも大臣以外の諸官職を任命する除目を進めていた道長は、為時の申し文を探し出すと、国司を務められる位へと引き上げることに。
そんなある夜、隆家は、女に裏切られたと落ち込む伊周を強引に女の家へと連れて行きます。相手の男が誰かを突き止めるため、脅しの矢を射る隆家。矢におののき顔を現したその男は、なんと花山院(本郷奏多)で――。
帝から“まひろ”の名を聞いた道長のリアクションは必見
まひろと約束をした、より良き世にするための政に精を出す道長。一条天皇からまひろの政に関する提案を聞いた際のおどろいた表情にはさまざまな思いが詰まっており、その胸中を想像すると胸にぐっと来るものがありました。
X(旧Twitter)では、「帝からまひろの話を聞いた右大臣殿、『えー!俺もそんなまひろを見たかった…!』とか思っていたんだろうな」「“まひろ”でいちいち反応してしまう道長くんw」「倫子さまにバレる日が遠からず来るかもと心配」「同じ書物を読んでいるだけで帝とまひろは実のある会話ができる。知が力になり心に種を撒くようでぐっとくる」「まひろと定子の出会い、これはドラマだね」などのコメントが寄せられています。
第20話は「望みの先に」。為時が淡路守に任命され、まひろの弟・惟規(高杉真宙)と乳母・いと(信川清順)は大喜び。しかしまひろは、宋の言葉を理解する父は、宋人が70余名やって来たとうわさの越前守のほうが適任だと考え……。一方内裏では花山院に矢を放った伊周・隆家兄弟に一条天皇から厳しい処分が下され、定子も内裏を出ることを命じられ――。周囲が騒がしく変化していく中、まひろと道長はそれぞれの道をどう歩み進んでいくのか注目です。
『光る君へ』あらすじバックナンバー
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。