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2位:中国(2416万4000トン)
2位は、中国。100種類ものタマネギを栽培している山東省、甘粛(かんしゅく)省、雲南省を中心にさまざまな地域でタマネギが生産されています。地域によって異なる気象条件を活用して1月から10月にかけて継続的に出荷され、日本やベトナムをはじめ、韓国、タイ、マレーシア、ロシアなどアジアを中心に輸出されています。日本の輸入タマネギの約9割を中国産のタマネギが占めていますが、その大半が外皮をむく手間が省ける「むきたま(むいたタマネギ)」の形態で加工用、業務用として輸入されています。
1位:インド(2664万1000トン)
1位は、インドでした。インド産のタマネギは、バングラデシュやネパール、マレーシア、アラブ首長国連邦、スリランカなどを中心に輸出されています。インドといえばカレーですが、タマネギはカレーのベースとして必要な食材であるほか、漬物やサラダで食べるなどインドの食卓に欠かせないもの。そのため、2024年の4~5月にかけて実施されている世界最大のインド総選挙にあわせ、食品価格の安定を図るため、40%の輸出関税を課してタマネギの輸出量規制をかける政策を施すなど、タマネギの価格変動はインド国民の大きな関心事でもあります。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。