8000年以上もの歴史! 「りんご」の生産量が多い国ランキング、2位の「トルコ」を抑えた1位は?

「りんご」の生産量が多い国ランキング! 8000年以上も前から続くりんごとの歴史が実証されている「トルコ」を抑えた1位は? 総務省統計局「世界の統計2024」 から、最新のランキングを発表します。

「りんご」の生産量が多い国ランキング
「りんご」の生産量が多い国ランキング
日本では、りんご生産地として有名な青森をはじめ、「つがる」「シナノスイート」「紅玉」「ふじ」「王林」など、約2000種類ものりんごが栽培されています。今回は、総務省統計局が公表している「世界の統計2024」から、国別「りんご」の生産量ランキングを発表します。

>14位までのランキング結果を見る

2位:トルコ(449万3000トン)

2位は、トルコでした。紀元前6000年前頃、つまり今から8000年前頃のものと見られる炭化したりんごがトルコで発見されるなど、他の国と同様に、りんごの歴史が古いことで知られています。晴れの日が多く、降雨量が少ない地中海の気候と高地であることがりんごの栽培に適している東部地域、黒海沿岸地域を中心にりんごが栽培され、ロシア、ドイツなどのヨーロッパ諸国などに輸出されています。

トルコでは、そのまま食べるほかにも、りんごのコンポートやりんごのクッキー「エルマル クラビエ」などのレシピが家庭でおなじみのデザートとして親しまれています。

1位:中国(4598万3000トン)

1位は、中国でした。2位のトルコの生産量に大差をつけています。渤海(ぼっかい)周辺地域の山東省や遼寧(りょうねい)省、黄土高原エリアの河南省などを中心に、これらの環境によく合っていた日本の品種「ふじ」が約半数を占めて栽培されています。

中国では、クリスマス・イブ(平安夜)に赤いりんごを贈る習慣が流行したり、山東省ではりんごの輪切りにこし餡を挟んで揚げる名物スイーツがあったりと、りんごを取り巻く独自の文化も特徴的です。

この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。
次ページ
14位までの全ランキング結果を見る
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    【3月14日公開】新時代のアニメ映画『Flow』『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』を絶対に劇場で見てほしい理由

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    渋谷のスクランブル交差点を超える意外性!? 外国人観光客が撮りまくる日本の“普通”な風景3選

  • 世界を知れば日本が見える

    「第三次世界大戦」は起こるのか。トランプ大統領が首脳会談で示唆した“最悪のシナリオ”とは

  • ここがヘンだよ、ニッポン企業

    日本人より外国人富裕層? ホテル雅叙園東京「結婚式キャンセル」の裏で進行する「高級ホテル化計画」