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2位:トルコ(449万3000トン)
2位は、トルコでした。紀元前6000年前頃、つまり今から8000年前頃のものと見られる炭化したりんごがトルコで発見されるなど、他の国と同様に、りんごの歴史が古いことで知られています。晴れの日が多く、降雨量が少ない地中海の気候と高地であることがりんごの栽培に適している東部地域、黒海沿岸地域を中心にりんごが栽培され、ロシア、ドイツなどのヨーロッパ諸国などに輸出されています。トルコでは、そのまま食べるほかにも、りんごのコンポートやりんごのクッキー「エルマル クラビエ」などのレシピが家庭でおなじみのデザートとして親しまれています。
1位:中国(4598万3000トン)
1位は、中国でした。2位のトルコの生産量に大差をつけています。渤海(ぼっかい)周辺地域の山東省や遼寧(りょうねい)省、黄土高原エリアの河南省などを中心に、これらの環境によく合っていた日本の品種「ふじ」が約半数を占めて栽培されています。中国では、クリスマス・イブ(平安夜)に赤いりんごを贈る習慣が流行したり、山東省ではりんごの輪切りにこし餡を挟んで揚げる名物スイーツがあったりと、りんごを取り巻く独自の文化も特徴的です。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。