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2位:イタリア(814万9000トン)
2位は、イタリア。ぶどう栽培に適した地中海性気候を生かし、その地域でしか栽培されない「土着品種」のぶどうなど、2000種類以上ものぶどうを栽培しています。3位のスペインとは200万トン以上もの差をつけました。イタリアの食文化に定着しているワインですが、1人あたりのワイン消費量は、ポルトガルやフランスに次いで、世界3位。イタリアで栽培される豊富な種類のぶどうを使ったワインは、イタリアの20州全てで生産され、生産量はフランス、スペインを抜いて世界1位を誇ります。
1位:中国(1120万トン)
1位は、中国でした。降雨量が少なく日照量が豊富で寒暖差が大きく、水はけの良い土壌に恵まれた山東省煙台や雲南省など、ぶどう栽培地として長い歴史を持つ産地が中国全土に多数点在しています。中国では人口の多さもあって、ワインの消費量が年々増加しており、外資の大手ワインメーカーが中国での生産に乗り出すなど、ワインの生産地としても注目を集めています。中国国内では赤ワインが主流のため、ヨーロッパ系の黒ぶどう品種が多く栽培されるほか、中国でのみ栽培されている珍しいぶどうの品種もあり、今後は品質の高いワインの生産地としても注目が集まります。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。