「先頭車両に乗るとたどり着けない町」って本当? 自由が丘の隣人・大井町線「九品仏」駅は何がある?

名前は知っているけど降りたことがない、何があるのか分からない……。そんな「意外と知らないあの駅」の駅前を、All About ニュースの編集部が紹介します。今回取り上げるのは、東急大井町線の九品仏駅です。

名前は知っているけど降りたことがない、何があるのか分からない……。そんな「意外と知らない駅」の駅前を、All About ニュースの編集部が探索して紹介します。
九品仏駅には何がある?
九品仏駅には何がある?
今回紹介する駅は、東急大井町線が乗り入れる九品仏駅。おしゃれタウンとして有名な自由が丘駅の隣に位置する駅ですが、急行電車が停車しないため、降りたことがない人も多いかもしれません。

一体どんな町なのでしょうか? 九品仏駅の物件を検討している人も、九品仏駅での暇つぶしを探している人も必見です。

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九品仏駅の基本情報:家賃相場はいくら?

東京都世田谷区に位置する九品仏駅は、東急大井町線が乗り入れる駅。読み方は「くほんぶつ」で、難読駅名として、クイズのお題になることもあります。両隣の駅は、尾山台駅と、東京東横線が乗り入れる自由が丘駅です。

家賃相場は、駅徒歩10分以内、築年数10年以内だと、ワンルームで9.6万円、1LDK15.4万円、2LDK17.8万円(SUUMO、2024年3月21日閲覧)となっています。

うっかりしてると電車から降りれない!? 東急唯一のドアカット

今回は編集部員が大井町駅から大井町線に乗車。九品仏に向かって出発です!

電車に揺られること約15分。まもなく到着……! そう思っていると、気になるアナウンスが聞こえてきました。

「九品仏では、前の1両はドアが開きません」。
ドアにも記載が。一体どういうこと?
ドアにも記載が。一体どういうこと?
一体どういうことなのでしょうか?
ホームから飛び出しちゃってる電車。決して運転手さんのミスではございません
ホームから飛び出しちゃってる電車。決して運転手さんのミスではございません
実は、九品仏駅は東急線で唯一「ドアカット」を行う駅。ホームの先まで車両が飛び出してしまうため、上りの最後の車両と、下りの先頭の車両のドアが開かないことで知られています。

これは、もともと4両編成だった大井町線が5両編成に変更になった際、他の駅は延長工事を行ったものの、道路の関係で九品仏駅だけ延長工事を行えなかったためとのこと。九品仏に遊びに行く際には、降りられなくならないように注意が必要ですね!

老舗豆腐店に、“世界一”のベーカリー! 個性豊かなお店が並ぶ商店街

今回は予習をしてきたので、先頭車両をしっかり避けることに成功。無事に九品仏駅で下車しました。さっそく改札を出て、駅前を探索していきましょう。
九品仏で下車するのもアリかも?
個人店から有名チェーンまでズラリ
改札を出て右を見ると、個人店から有名チェーン店までさまざまなお店が! ここは九品仏が誇る「九品仏商店街」。周りを住宅街に囲まれていることもあり、落ち着いた雰囲気が感じられる商店街となっていました。
昭和7年……筆者はまだこの世にいませんでした
昭和7年……筆者はまだこの世にいませんでした
商店街を進む中で、目を引いたお店の1つが「毛利豆腐店」。昭和7年創業、九品仏商店街でも老舗として有名な豆腐店です。毎朝出来立ての豆乳も絶品なんだとか!
土曜日に行った際には行列が
土曜日に行った際には行列が……! 
また、駅を出て左側にある「Comme'N TOKYO」も人気を集めるお店。パンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」で、日本人初となる総合優勝を果たした大澤秀一さんが代表を務めるベーカリーで、休日には大行列ができるそうです。

今すぐ駆け出したくなる……広々芝生のぽかぽか広場

商店街を突っ切ると、東京都道311号環状八号線にぶつかりました。ここを渡ったところにあるのが、広々とした芝生広場「ぽかぽか広場」。
自分には確かに元気に走り回る子どもの姿が見えました
筆者には確かに元気に走り回る子どもの姿が見えました
子供たちが元気いっぱい走り回るのに十分なスペースがあり、ピクニックなんかも楽しめそう。これから暖かくなってくる時期、休日はにぎわいそうですね!

12万平方メートルの巨大寺院! 紅葉も美しい「浄真寺」

商店街をしっかり楽しみ、公園で長閑な時間も過ごせました。来た道を戻って駅に向かうことにしましょう。
パワーをひしひしと感じる、浄真寺!
パワーをひしひしと感じる、浄真寺!
駅に向かって歩いていると、奥になにやら参道と寺のようなものが見えてきました。そう、九品仏が誇る最大の観光スポット、「九品仏浄真寺」です。せっかく九品仏に来たんですし、最後に寄り道していきましょう。
自由が丘の隣にこんなお寺があったなんて……
自由が丘の隣にこんなお寺があったなんて……
浄真寺は1678年に創建された浄土宗の寺。約12万平方メートルの広大な敷地が広がっており、近年では紅葉の名所として、多くの人が訪れています。

同寺には9体の阿弥陀如来像が安置されていますが、これは京都の国宝「浄瑠璃寺」とならび、国内でも非常に珍しいものなんだとか。ちなみに9体の像はそれぞれ「上品上生・上品中生・上品下生・中品上生・中品中生・中品下生・下品上生・下品中生・下品下生」とされており、これが九品仏駅の名前の由来になっています。九品仏に訪れた際には絶対に外せないスポットといえそうですね!

巨大寺院に老舗個人店……歩く価値ある個性派な町

自由が丘の隣にあるのは知っているけど、意外と降りたことがないし、名前も読めない……。そんな「九品仏」駅は、歴史ある個人店に公園、広々としたお寺までそろった個性豊かな町でした。

二子玉川や自由が丘といった大井町線の有名駅もいいですが、たまには九品仏で下車してぶらりとしてみるのもいいかもしれません。ドアカットには注意してくださいね!
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