年間で1万円以上お得に? 真夏の冷房運転も左右する、今やりたいエアコンのお手入れとは

エアコン「Eolia(エオリア)」を製造販売するパナソニックは3月13日、「冬のエアコン使用実態」に関するアンケート調査の結果を発表。その結果とともに、同社エアーマイスター 福田風子さんによるエアコンの正しい冬じまい方法を紹介します。

夏場の快適性にも直結! エアコンのパーツ別・正しいお手入れ方法は?

正しいお手入れをすることが夏を快適に過ごすためにも重要です
正しいお手入れをすることが夏を快適に過ごすためにも重要です
春から夏、本格的にエアコン冷房を稼働させる時期に快適さを保つには、正しい方法でエアコン冬じまいを行うことが重要。パナソニック エアーマイスターの福田風子さんが、パーツ別の正しいお手入れ方法を解説しています。
 

●前面パネルは柔らかい布で拭く
エアコンの前面を覆うパネルは、多くの機種で取り外しが可能。本体から外し、柔らかい布で拭くようにしましょう。再び取り付けるのは内部の掃除が終わったあとにしてください。

●フィルターのホコリを掃除機で吸い込む
フィルターは一度本体から取り外し、掃除機を使ってホコリを吸いこむようにしましょう。汚れがひどい場合には、薄めた中性洗剤で漬け置き洗いをするのもおすすめ。湿っているとカビの原因になってしまうので、戻す場合にはよく乾燥させてからにしましょう。

●内部は手が届く範囲は拭き取り、内部クリーン機能の活用を
本体の内部にカビや汚れが付着していた場合には、手が届く範囲は拭き取るようにしましょう。手が届かない部分までカビが付着していたり、かび臭いといった場合には、エアコンのクリーニングがおすすめ。購入した販売店や、メーカーの修理相談窓口に相談するようにしましょう。クリーニングをしたあとは内部クリーン機能や送風機能を使い、カビが発生しないように気を付けてください。

●ルーバーは柔らかい布で乾拭きする
「ルーバー」と呼ばれるエアコンの縦羽部分は、隙間が狭く掃除機などが届きません。柔らかい布で乾拭きをするようにしましょう。

●本体のひどい汚れは水かぬるま湯を含ませた布を絞って拭く
一見簡単に落とせそうなエアコン本体の汚れ。しかし、細かい溝やしつこい汚れの存在など、意外と難しい場所でもあるのです。必要に応じて、乾拭きのみならず、水かぬるま湯を含ませた布を良く絞って拭くようにしましょう。

また、エアコンの内部のクリーニングを自身で行うのはNG行為とのこと。洗浄剤やスプレーなどの使用によるお手入れは故障につながる恐れもあるため、専門業者に依頼するのがおすすめといいます。

正しいエアコン掃除をすれば年間1万円の節約になる?

エアコンの汚れは、エアコンの持つ能力を低下させてしまうだけでなく、消費電力量の増加や本体の寿命を縮めることにもつながってしまうとのこと。実際に、エアコンフィルターを1年間掃除しなかった場合、フィルターの目詰まりによって年間で約25%も電気代が無駄になってしまう実験結果もあるといいます。反対に掃除した場合、年間で1万円以上の節約になるとのことです(※パナソニック製品「CS-F401D2」を使用。電気代31円/kWhでの実験)。

電気代を抑えるためにも、今回紹介したお手入れ方法で正しくエアコンの掃除をしたいところ。早速試してみてもよいかもしれません。
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