グランド ハイアット 東京の新アフタヌーンティーは「マティス」×「春」!

毎回個性あふれるアフタヌーンティーを楽しめる東京・六本木の「グランド ハイアット 東京」。2024年3月から「色彩の魔術師」といわれるフランスの巨匠・マティスをテーマとした、新たな春のブッフェが始まりました。食リポとともにご紹介します!

ラッキーキャットや『ベルサイユのばら』、干支(えと)にちなんだものなど、個性あふれるアフタヌーンティーを提供してきた東京・六本木の「グランド ハイアット 東京」。2024年3月からは、「色彩の魔術師」として活躍したフランスの巨匠・マティスをテーマとした、新たなアフタヌーンティーブッフェが始まっています。

ご近所、国立新美術館のマティス展を記念

なぜマティスなのか? この答えは、グランド ハイアット 東京から歩いて10分ほどのところにある美術館、国立新美術館で「マティス 自由なフォルム」が開催されているからです。 今回のブッフェは、この展覧会を記念して企画されました。
花と果実
「マティス 自由なフォルム」に登場した日本初公開の『花と果実』
目に映る自然の色ではなく、“心に映る色”として原色を多用する「フォーヴィズム(野獣派)」の中心人物であったマティスはパリで頭角を表し、84年の人生の後半は南フランスのニースに制作の場を移しました。アトリエでさまざまな作品に取り組みましたが、中でも色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」に注力。

「マティス 自由なフォルム」展はこの切り紙絵に焦点を当てた日本初のもので、切り紙絵の代表作『ブルー・ヌードIV』や、この展覧会のために修復され日本初公開となる大作『花と果実』などが来日しています。 
ブッフェの会場
ブッフェの会場は「フレンチ キッチン」
今回のアフタヌーンティーは“ご近所”という縁で実現したそう。マティスをテーマに展開されるアフタヌーンティーブッフェ。やはり「色彩の魔術師」らしく、とにかくカラフル! 見目麗しい華やかなメニューがずらりと並んでいます。 

色鮮やか! 野菜いっぱいヘルシーなブッフェ

ブッフェには、展覧会の目玉の1つである大作『花と果実』をイメージしたスイーツとセイボリー(甘くないメニュー)が並びます。展覧会の会期にあわせ、前半は桜&ストロベリー、後半は抹茶&ピスタチオがテーマです。 
フラワーバニラムース
マティスの色彩を感じさせる「フラワーバニラムース」
現在開催中の桜&ストロベリーのアフタヌーンティーでは、『花と果実』のピンク、イエロー、オレンジをメニューに反映。近づいている春をワクワクさせるような色合い、そして桜、人気のイチゴも多用していて、とにかく明るい雰囲気です。 
桜とホワイトチョコレートのムース
「桜とホワイトチョコレートのムース」(中央)
カラフルなエディブルフラワー(食用花)をゼリーの中に咲かせた「フラワーバニラムース」は、崩すのを躊躇(ちゅうちょ)するようなかわいらしさ。マティスの切り紙絵を思わせる色鮮やかなチョコレートが印象的な「桜とホワイトチョコレートのムース」は、桜とホワイトチョコレートの組み合わせが優しい味わいです。 
カラフルベジタブルスティック 桜クリームチーズのディップ
「カラフルベジタブルスティック 桜クリームチーズのディップ」
またカラフルな色合いを意識したメニューゆえ、野菜を多用しているのも特徴。マティスが人生の後半を過ごした南フランス・プロヴァンスの家庭料理が色鮮やかに登場しています。野菜多め、ヘルシーなのもうれしい点です。
 
【スイーツ】
・フラワーバニラムース
・桜とホワイトチョコレートのムース
・桜&ストロベリーショートケーキ
・桜パリブレスト
・ストロベリータルト
・桜クレームダンジュ
・桜&ストロベリーゼリー
 
【セイボリー】
・ラタトゥイユのキッシュ 
・パテ・ド・プロヴァンサルのイベリコハムロール いちご バジルクリーム
・スモークサーモンムースのタルトレット 桜エビを添えて
・低温調理したチキンブレスト いちご 桜マヨネーズのサンドイッチ
・カラフルベジタブルスティック 桜クリームチーズのディップ
 
【スコーン】
・プレーン
・桜
・クロテッドクリーム/ストロベリージャム 
シトラスブルーティー
紅茶のセレクションの中には真っ青なシトラスブルーティーも
【紅茶】
ロサンゼルス発のプレミアムオーガニックティーブランド「ART OF TEA」の紅茶(カフェラテやカプチーノなどもあり)
 
 4月16日(火)~5月27日(月)の後半「抹茶&ピスタチオ」のブッフェでは、『花と果実』の中でも新緑を思わせるグリーンやブルーに注目して、新茶のシーズンである抹茶や、ピスタチオなどを使ったメニューが並ぶそうです。

美術館からホテルの心地よい徒歩10分

筆者は国立新美術館で展覧会を鑑賞したその足でグランド ハイアット 東京へ向かいましたが、今見てきたマティスの作品群に思いを巡らせながらの徒歩10分がとても心地よく、到着した先でまた彼の世界観と再会できて、充実の“マティスデー”を過ごすことができました。
 
マティスの世界にどっぷり浸かりたい人、あるいはマティスの色彩に興味ある人の入口に、グランド ハイアット 東京のスプリング アフタヌーンティー ブッフェ、おすすめです! 
 
〈DATA〉
グランド ハイアット 東京
【マティス展開催記念】スプリング アフタヌーンティー ブッフェ

・第1期 桜&ストロベリー
期間:2024年3月1日(金)~4月15日(月)
・第2期 抹茶&ピスタチオ
期間:2024年4月16日(火)~5月27日(月)
時間:15:00~17:00(最終入店 15:30)
※平日120分、土・日・祝日90分制
料金:平日5940円/土・日・祝日7590円(税込、サービス料15パーセント別)

この記事の執筆者:藤丸 由華 プロフィール
東京のラジオ局のアナウンサー時代を含め約30年、東京にこだわった取材を敢行。取材した都内のスポットは2000以上。2008年に独立し、現在はAll About東京ガイド、フリーアナウンサー、2足のわらじで活動。
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    静岡の名所をぐるり。東海道新幹線と在来線で巡る、「富士山」絶景ビュースポットの旅

  • ヒナタカの雑食系映画論

    『グラディエーターII』が「理想的な続編」になった5つのポイントを解説。一方で批判の声も上がる理由

  • アラサーが考える恋愛とお金

    「友人はマイホーム。私は家賃8万円の狭い1K」仕事でも“板挟み”、友達の幸せを喜べないアラサーの闇

  • AIに負けない子の育て方

    「お得校」の中身に変化! 入り口偏差値と大学合格実績を比べるのはもう古い【最新中学受験事情】