『春になったら』第9話 病床での父娘の会話に号泣必至……「ほろっと泣いた」「理想的な最期の迎え方」

3月11日に放送されたドラマ『春になったら』第9話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典;関西テレビ『春になったら』公式Webサイト)

木梨憲武さん、奈緒さんが共演するドラマ『春になったら』(カンテレ・フジテレビ系)がいよいよ佳境に。3月8日放送された第9話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。


>前回(第8話)のあらすじはこちら

春になったら
画像出典:関西テレビ『春になったら』公式Webサイト

第9話のあらすじ

自身の葬式のプランを相談するため、岸(深澤辰哉)が働く葬儀場を訪ねた雅彦(木梨憲武)は、思わず笑ってしまうような遺影がいいとリクエスト。岸は瞳(奈緒)が遺影の写真を撮るよう提案し、美奈子(三上愛)の助けも借りて撮影することに。大学時代の写真部を思い出すと懐かしむ3人の姿に、自分の知らない瞳の姿を見られて喜びを感じる雅彦。底抜けの明るさで遺影とは思えないポーズを繰り出し、楽しい撮影時間を過ごして瞳たちに感謝します。

一方、“死ぬまでにやりたいことリスト”は残り3つ。小学校の庭に埋めたタイムカプセルを掘り出したいが、体力は衰え難しいかとこぼす雅彦のために、瞳と一馬(濱田岳)が代わりに様子を見に行くことに。しかし廃校した現場は立ち入り禁止……。

雅彦は自分が死んだ後のことを考えて、「人生ノート」の置き場所を姉・まき(筒井真理子)にも伝えます。そんな中、自宅で突然倒れる雅彦。がんの進行は肺や全身をむしばんでおり、雅彦はしばらく入院することに。気弱な言葉をこぼす雅彦を見た瞳は、一馬とともに小学校へ侵入し、タイムカプセルを見つけると決意します。

フェンスを乗り越え、タイムカプセルを必死に掘りあてた瞳と一馬。通りかかった警官に見つかると、一馬は身を挺して瞳を雅彦の元へと送り出します。かくしてタイムカプセルを開けた雅彦と瞳。「未来のぼくへ」と書かれた手紙の質問に答えていく中、雅彦は「いい人生だった」としみじみ回顧。瞳と妻・佳乃(森カンナ)が傍にいるならまた自分に生まれ変わりたいと話す雅彦に対し、瞳は「春になったら、私の結婚式に出席して。春になったら、一緒に桜を見よう」と語りかけるのでした。

春になったら
画像出典:関西テレビ『春になったら』公式Webサイト

遺影撮影と父娘の病床での会話……優しさの連鎖が泣ける

雅彦の遺影を撮るために集まり、和気あいあいと撮影を進めていく瞳と岸、美奈子。そんな様子を微笑ましく見つめる雅彦の穏やかなまなざしはグッとくるものがありました。少年時代の自分からの質問に1つ1つ答え、人生を思い返す雅彦と見守る瞳の姿にもまた、胸に迫るものが。

X(旧Twitter)では、「理想の最期の迎え方なのかも。やりたい事やって皆に見守られて。結婚式出れるといいな」「お父さんの遺影を娘が撮ってあげるのいいなあ」「やっぱり仲良し大学組は温かい。ほろっと泣いてた」「病室での父娘の会話がしみた。瞳が初めて口にする『春になったら』に明るい陽ざしと確かな希望が見える」などのコメントが寄せられています。

第10話では、雅彦の人生のタイムリミットが刻一刻と迫る中、瞳と一馬の結婚式の形もようやく見えてくる模様。物語はいよいよクライマックス。瞳の結婚式と雅彦の葬式、2つの“式”がどんな形に着地するのか注目です。

『春になったら』あらすじバックナンバー

第8話
第7話
第6話
第5話
第4話

この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。  

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