永野芽郁さん、山田裕貴さんが共演するドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)。2月26日放送の第8話では衝撃の事実が判明し話題に。ストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられた反響ととともに今後の見どころを紹介します。
第8話のあらすじ
あと1カ月で味覚、嗅覚に加え視覚も失う雨(永野芽郁)に、案内人・千秋(松本若菜)は「この10秒間を精いっぱい、幸せに生きることを考えてみては」と助言。一方、太陽(山田裕貴)は桜まつりが終わったら花火師を辞めて雨を支えると決意し、司(白洲迅)に自宅でもできる仕事の紹介を依頼します。
雨は自分のために花火師を辞めると知ったら悲しむはずだと千秋(松本若菜)に言われた太陽は、雨に言うつもりはないと回答。雨にプロポーズをします。太陽の未来を自分が奪ってしまうことを苦しく感じる雨は、うれしく思いながらも「考えさせて」と回答。一方、太陽が花火師を辞めると聞いた春陽(出口夏希)は雨を訪れ、「おにいの前からいなくなって」と涙ながらに懇願します。
亡き母のように番頭として朝野煙火を守ると誓った春陽や、家を継ぐことを実は喜んでいた父・陽平(遠藤憲一)の思いも分かり葛藤する太陽。しかし雨がいなければ何も意味がない。千秋はそんな太陽に寄り添い、「心のままに生きなさい」と背中を押します。
折しも春に退院が決まった母・霞美(真飛聖)から一緒に暮らさないかと連絡を受けていた雨。太陽のプロポーズを受け婚姻届に記入するも、太陽には内緒で提出はせず。真実を知る司に、五感を失くしたら太陽には自由に生きてほしいと伝えるよう頼みます。雨は自宅を花で飾り太陽と即席の結婚式をあげると、1カ月だけ結婚しているフリをさせてほしいと春陽に連絡。霞美には、誰にも言わず誰も知らない場所で一緒に暮らそうと伝えます。
一方、陽平は母親・明日香の顔を知らない春陽のために、明日香の実家に頼んで写真を送ってもらっていました。春陽を抱いた母の顔は千秋そのもの。同じ頃、千秋は案内人・日下(斎藤工)に、「案内人として、太陽の母親として」太陽と雨の今が幸せであるように願うと語り――。
千秋が太陽の母なら日下は……?
雨をずっと支えていくために、彼女には言わず母との約束でもあった花火師の夢を捨てる決意をした太陽。太陽の未来を奪わないために、婚姻届を破り結婚しているフリを選んだ雨。互いを1番大切に思うからこそのうそと胸中に秘めた複雑な感情があまりに切なく、千秋と同様に「2人の今が幸せであるように」と心から願わずにはいられませんでした。
2人に寄り添ってきた千秋が太陽の亡き母だったという衝撃の事実が判明し、X(旧Twitter)では「まさかのお母さんだった!」「やっぱりそうだったか」「千秋さん!明日香さん!いや衝撃!!」「千秋って名字だったんかーい!」などのコメントが殺到。また、雨への態度が軟化し寄り添う姿が見られるようになった日下には、「雨のお父さんだったりして」「もしかしたら雨の父(日下)と太陽の母(千秋)目線の、子を思う気持ちなのではないかな?」など考察が寄せられています。
第9話では、春陽から写真を見せられたことで、千秋が母親であることに気づく太陽。雨は「これからは伝えたいことを伝えられるね」と喜ぶものの、日下はやめた方がいいと忠告。もし太陽が「母さん」と呼んだら、千秋は月明りに溶けて消えてしまうようで……。謎に包まれていた“奇跡”と“案内人”の真相が明らかになるのでしょうか。クライマックスに向けて物語がどう展開していくのか注目です。
『君が心をくれたから』あらすじバックナンバー
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。