そうなると個人的にメッサージなどを送りたくなりますが、連絡先を交換してもいいのでしょうか? 「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが解説していきます。
(今回の質問)
メルカリの購入者と取引メッセージで意気投合しました。連絡先を教えてもいいでしょうか?
(回答)
個人情報を教えることに抵抗がないのであれば、連作先を教えてもいいとは思います。しかし売買をするとなった場合は、直接の取引はやめましょう。
以下で詳しく解説します。
場合によっては、出品者と購入者で趣味が合う場合も
例えば、推し活グッズを出品する人がいる場合、購入者は出品者と同じように推し活をしていることになるでしょう。そうなると取引メッセージを使って、推し活についてやりとりをする可能性も少なくありません。そこで意気投合すれば、SNSなどを使ってメッセージのやりとりをしたいと思うこともしばしば。互いにアカウントを伝えたくなることも分かります。
SNSでやりとりをするのは問題なさそう! でも……
SNSのアカウントや個人情報を教えることに抵抗がない場合は、基本的に問題はないでしょう。ただし、メルカリを通してSNSなどの外部のサービスに誘導するのは禁止行為になります。例えば、メルカリに商品を出品して、商品説明にSNSのアカウントを記載して誘導するなどの手法です。
SNSで商品の販売をしたとしても、メルカリのようにお金のやりとりのシステムはありません。そうなると直接銀行口座などに振り込んでもらうことになります。また、商品が発送されなかった、商品が届かなかったときなどの補償もありません。トラブル(詐欺)の可能性もあるので、メルカリから外部のサービスに誘導したり、誘導に応じたりするのはNGなのです。
SNSとメルカリは明確に分けて使おう
SNSで趣味が一致した購入者とやりとりをすることは問題ありません。しかし、モノの売買についてはきちんとしたお金のやりとりのシステムがある、メルカリを通した方が互いに安心だと思います。また、商品を送る際にもメルカリ便を使えば全国一律料金ですし、追跡もできます。モノの売買をするときは、互いに気持ちよく取引ができるようメルカリを使うようにしてください。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。