職場で「彼氏いないの?」としつこく聞かれます。これってセクハラでは? 転職も考えてしまいます……

女性のキャリアについての気になる悩みや疑問に、正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』の編集長である小林佳代子が回答。今回は「セクハラ」についてです。

「交際相手との関係を聞かれる」これってセクハラ? 転職したほうがいい?
「交際相手との関係を聞かれる」これってセクハラ? 転職した方がいい?
女性のキャリアに関する悩みや疑問に、正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』編集長の小林佳代子が回答します。

今回の相談内容は「セクハラ」についてです。
 

(質問)
上司から体形について言われたり、交際相手との関係をしつこく聞かれたりして嫌な思いをしています。これってセクハラですよね。転職した方がいいでしょうか?

(回答)
セクハラに該当するのは身体的な接触だけでなく、体形について言及したり、恋愛や結婚、出産などのプライベートな話題をしつこく聞いてきたりすることも含まれます。ハラスメントが改善されず、転職する人も少なくありません。しかし状況によっては、転職に踏み切る前に上司や人事、社外の専門機関などに相談することも大切です。転職以外の対応策についても知っておきましょう。


詳しくは以下で解説します。

職場でハラスメントを感じている人は約8割も

『女の転職type』が行ったアンケートでは、職場で何らかのハラスメントを感じたことがある人は約8割もいました。そのうち、セクハラを受けたと感じた人は約4割にあたります。セクハラと感じている人のエピソードには以下のようなものがありました。
職場で感じたことのあるハラスメントは?
職場で感じたことのあるハラスメントは?
「独身ですが、結婚しない事についてずっと言ってくる上司がいます。何か理由があるのか事あるごとに聞いてきてとても不快です」(30代女性)
「職場の人にパートナーはいるのか根掘り葉掘り質問攻めにされて私自身がとても困ってしまった」(20代女性)
「ことあるごとに『若いうちに結婚したほうが良い』とよく言われたり、彼はどう? じゃああいつは? と職場内で順番に名前を挙げてすすめられたりします」(30代女性)

このように職場でのセクハラは、身体的な接触だけでなく、体形について言及する場合や、恋愛や結婚、出産などのプライベートな話題をしつこく聞いてくるケースも多いようです。
ハラスメントについて誰かに相談した?
ハラスメントについて誰かに相談した?
相談しても状況が改善されず、どうした?(ハラスメントについて相談した結果、状況が改善されなかった人が対象)
相談しても状況が改善されず、どうした?(ハラスメントについて相談した結果、状況が改善されなかった人が対象)
アンケート結果によると、ハラスメントの悩みを同僚や友人などに相談する人も多かったのですが、解決に至らないことがほとんどでした。状況が改善されないまま我慢する人が約半数で、退職や転職を選ぶ人も少なくありません。

しかし、このようなハラスメントは組織課題として改善するべきことなので、改善に向けて声をあげることは正しい行動です。我慢し続けたり、転職に踏み切る前に、他の対応策がないかも知っておきましょう。

1人で上司に相談するのは気がひけるなら、複数人で相談する

対応策として、まずハラスメントについて上長や人事に相談してみてください。もし上長からハラスメントを受けているのであれば、さらに上の上長に相談します。他にハラスメントを受けている同僚がいるなら、複数人で相談してみるのもいいでしょう。

また会社によっては、社内でハラスメントの相談窓口を設けている場合もあります。社内の問い合わせ窓口も確認してみましょう。

もし組織文化としてハラスメントが根付いているようであれば職場を変えることをおすすめしますが、一部の人が対象であればまずは改善のために社内ではたらきかけることも大切です。

社内での解決が難しい場合は社外の相談窓口も利用する

もし、社内での解決が難しい場合は、以下のような社外の相談窓口を利用することもできます。

・総合労働相談コーナー(各都道府県労働局)
・都道府県労働局雇用環境・均等部
・女性の人権ホットライン(法務局)
・法テラス

身近な同僚に打ち明けるだけでは解決しない場合が多く、上司に相談したくても上司が加害者の場合や、加害者の味方をしてしまうケースも考えられます。我慢することで深刻な体調不良に陥ってしまう前に、専門窓口の活用も視野に入れながら、次の道を探してみることをおすすめします。

この記事の筆者:小林 佳代子
新卒でキャリアデザインセンター入社。転職情報誌および転職サイト『type』『女の転職type』で、1000社以上の求人広告制作に携わる。2018年『女の転職type』編集長に就任。プライベートでは2児の子育て中。

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