吉高由里子さんが主演するNHK大河ドラマ『光る君へ』。2月18日に放送された第7話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第7話のあらすじ
道長(柄本佑)への思いを断ち切れないまひろ(吉高由里子)は、没頭できる何かを模索。散楽の台本を作ろうと思い立ち直秀(毎熊克哉)に直談判すると、演目が辻で披露され大盛況。藤原家を中傷するその内容に怒った一族の武者たちが辻に駆け付け大騒動に。まひろは騒動を治めに現れた道長と再会するも、彼から受け取った文への応えはできず。
一方、花山天皇(本郷奏多)は最愛の妻・忯子(井上咲楽)が亡くなった悲しみに暮れ、政治を全て義懐(高橋光臣)に任せる日々。義懐とともに帝から唯一の信頼を得る為時(岸谷五朗)は、帝をたばかることに苦しみを覚え、右大臣・兼家(段田安則)の間者をやめると言い出します。兼家の了承を得て安堵(あんど)する為時。しかし、次の帝に即位するのは兼家の孫であり、関係を続けておくべきだと宣孝(佐々木蔵之介)は苦言を呈します。
そんな中、道長や公任(町田啓太)らは、ポロに似た球技・打毬(だきゅう)を開催することに。会場には倫子(黒木華)のサロン仲間や赤染衛門(風稀かなめ)、ききょう(ファーストサマーウイカ)も招待されました。当日、行成(渡辺大知)が腹痛で欠席したため、道長は急きょ、直秀を最近見つかった弟だといって参加させることに。
打毬が終わった頃、突然の降雨。逃げ出した倫子の飼い猫を追ったまひろが雨宿りで館へ入ると、道長や公任、斉信(金田哲)たちもやって来ます。彼らが見学していたまひろたちを品定めし、身分の高い家柄の娘に婿入りして外に愛人を作るのが当然だと交わす会話には、道長の気のない相づちも含まれていました。ショックを受けたまひろは帰宅するや、道長からの「会いたい」という文を燃やします。一方、道長は直秀の腕に自分が射たものであろう矢傷を発見し――。
大河史上かつてないほどの少女マンガ展開!
まひろと道長の恋にさまざまな障壁が続く中、倫子が打毬で活躍する道長の姿を見て好意を抱いた様子。一方、まひろと道長に力を貸してきた直秀が盗賊であることを確信した道長。1人の人間としては信頼を寄せ心を通わせ合うところもある彼らですが、身分や立場の違いが露呈し離別していくことになるのでしょうか。
X(旧Twitter)では、「若殿たちの雨夜の品定めを盗み聞きしていたまひろ←それを知った直秀←直秀の傷に気づいてしまった道長、この後の展開が激動するフラグたった」「道長の真心が燃やされちゃった。つらい」「倫子様が道長をロックオンしたので話が大きく進むな」「まひろの心情が揺れ動く展開に引き込まれた。道長への想いを断とうとしていて切なかった」「こんなにキュンキュンする大河初めてかも」「平安時代でも学園モノって成立するんだな…」などのコメントが寄せられています。
第8話は「招かれざる者」。倫子たちが打毬の話題で盛り上がる中、斉信らの心ない言葉を聞いたまひろは心中穏やかではいられず。一方、宮中で兼家が倒れ、安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)のお祓いも効果はなく。そんな中、為時を訪ねて道兼(玉置玲央)が突然まひろの家を訪れ……。母の仇と対峙(たいじ)することになったまひろはどうするのでしょうか。恋と権力争いがますます激化すること必至の展開から目が離せません。
『光る君へ』あらすじバックナンバー
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。