メルカリ便と普通郵便について「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが解説していきます。
普通郵便は軽いものなら利用価値アリ
郵便局の普通郵便は、ハガキや手紙などの定型郵便と、基本的にはそれ以外の定形外郵便があります。定形外郵便は長辺34センチ以内、短辺25センチ以内、厚さ3センチ以内および重量1キロ以内の規格内と、それ以外の規格外に分けられます(規格外でも重さは4キロまで)。メルカリ便と普通郵便で送料が大きく変わるのは、荷物が軽くてサイズが大きい場合だと思います。規格外でも重さが100グラム以内であれば定形外郵便の料金は220円です。
筆者がメルカリ便だけを利用している理由
商品の発送方法を選ぶのは出品者なので、人それぞれ考え方があると思いますが、筆者の場合は、メルカリ便だけを使っています。■匿名配送が使える
メルカリ便は匿名配送が使えるので、出品者と購入者が互いに個人情報を知らせる必要がありません。また購入者の立場で考えると、個人情報を知られたくないので、配送方法をメルカリ便(らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便)にしている出品者を選ぶ傾向もあります。配送方法が商品の売れ行きに影響を与える可能性もあるというわけです。
■コンビニから24時間発送可能
普通郵便の定形外郵便を使う場合、郵便局の窓口に行ってサイズや重さを確認してもらい、料金を支払うのが一般的です。そうなると窓口が開いている時間でないと発送ができないことになります。一方でメルカリ便は、コンビニから発送ができるので、24時間の対応が可能になるのです。出品者が時間を気にすることなく発送できるという点でも、メルカリ便にはメリットがあります。
■追跡が可能
メルカリ便で発送すると、メルカリのアプリ内でステータスが確認できます。また、荷物に番号がついているので追跡も可能。普通郵便の場合には追跡ができないので、荷物が紛失しても見つけ出すのは困難です。
普通郵便の場合、荷物が届かないとなったら郵便局に郵便物等の調査を依頼することができます。郵便物が通ったと思われる経路にそって調査をするので時間がかかりますし、見つからないこともあるのです。
このような観点から、筆者はメルカリ便のみを利用しています。配送方法については人それぞれ考え方が違うので、「絶対!」ということはありません。都合に合わせて選んでいきましょう。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。