配信者・ポケカメン、未成年が巻き込まれやすいネット系犯罪を事例とともに紹介。今、保護者がすべきこととは?

スマホの普及に伴い、未成年がネット上でのトラブルに巻き込まれるケースが急増。本記事では配信者・ポケカメンさんが実際に子どもたちに向け講演した「ネットの危なさ」について紹介します。(サムネイル画像出典:All About ニュース編集部)

歌い手グループ「ちょこらび」のメンバーで、配信者としても活動するポケカメンさんが2月15日、自身のYouTubeチャンネルで動画を更新。今回の動画では、ポケカメンさんが富津市立図書館から依頼を受け、子どもたちに「ネットの危なさ」を教える内容だそう。配信では多くの未成年から日々、相談を受けるポケカメンさんが何を伝えたのか。その内容の一部を紹介します。
 

【実際の動画:ポケカメン、子どもたちに講演会で「ネットの怖さ」を伝える】

「絶対スマホがないと生きていけない世界」で犯罪に巻き込まれる未成年

今回の講演会には小~高校生までの未成年が参加。後ろ姿しか写っていませんが服装や髪形から女性が多そうです。ポケカメンさんは開始早々、「絶対スマホがないと生きていけない世界」と発言。大人でも携帯電話が手放せないという人が多い中、子どもたちにとってスマホは“リアル”な友達だけでなく、“ネット”の友達をつなぐ大切な物です。
 

一方で、「犯罪に巻き込まれている未成年も多い」と話します。何となくイメージはつきますが、具体的にどのような犯罪に巻き込まれるケースがあるのでしょうか。ポケカメンさんがネットを通じた危険行為として挙げたのは、「グッズ詐欺」「未成年が脅され裸(※の画像や動画)を送る」「パパ活」など。自分の子どもは大丈夫。そう思う人もいるかもしれませんが、ポケカメンさんのツイキャスやYouTube Liveの配信を視聴していると、「親フラ(※親が部屋に入ってきた)」と言って、急に無言になる未成年の相談者が一定数います。つまり、親は子どもの状況に気が付いていないケースも少なくないのです。

「グッズ詐欺」「パパ活」など。手法やきっかけは?

画像出典:ポケカメン
画像出典:ポケカメン

まず、「未成年同士でのトラブルが絶えない」という「グッズ詐欺」について。具体的には、支払いを済ませたのにグッズが送られてこない。その逆でグッズを送ったのに支払いがないなど。なぜこのような事が起きるのか。それは、メルカリなどのフリマアプリではなく、X(旧Twitter)などのSNSを通じて知り合った相手と個人間でやりとりしてしまうためです。
 

売買だけでなく、交換もあります。Aというグッズを持っている人が、「Bと交換してください」とポストし、そこからやりとりが発生。しかし、実際は投稿者が「そもそもグッズを持っていない」ことも。「拾い画」といわれるネット上からほかの人が公開している画像を悪用して、さも自身が持っているかのように見せかけ、相手からグッズをだまし取るというケースも紹介しました。そしてこのグッズ詐欺では、承諾して取引をした時点で「契約成立」とみなされ、「警察は動いてくれません」とポケカメンさんは言います。
 

次に、「未成年が脅され裸を送る」というパターン。これは、「ネットで知らない人と話す」ことで、起こる問題と提言するポケカメンさん。「断り切れずに」と、自分の裸の画像や動画を送ってしまうこともあるんだとか。続けて「パパ活」についても言及。学校や家庭に居場所がない、好奇心、違法だがお金を稼げるなどの理由を挙げています。その背景には、「未成年の推し活問題」があるとのこと。推しのグッズを買いたい、ライブに行きたいという欲求からネットでパパ活をする未成年が増えていると指摘しました。

「ネットの人とリアルで会わない」最悪な事例も紹介

ポケカメンさんは過去に受けた相談の中から、未成年を狙う大人を好きになってしまい、性行為をして妊娠したというケースも紹介。相談されても「他人には何もできない」「(相手の)特定も難しい」と事例を紹介し、「ネットの人とリアルで会わない」と念を押します。ネット上では良い人でも、実際に良い人とは限らない。当然のことですが、まだ経験も浅い未成年の心をうまくつかむ大人がネット上には数多くいるのもまた、現実です。

保護者にも注意喚起「ロックをかけ、アプリは入れさせない」

画像出典:ポケカメン
画像出典:ポケカメン

講演会の終盤、ポケカメンさんは保護者に向けて「スマホはしっかりロックをかけ、アプリは入れさせない」と、子ども主導で好き勝手にアプリを入れさせるのではなく、子どもが入れたいというアプリを保護者がしっかり見極めることの重要さを訴えています。そして、もし自分の子どもがネットトラブルに巻き込まれたら、「もちろん叱るのは大事なんですけど 大切にしてあげてください」「万が一被害を受けた場合は警察や弁護士を全て使って」とメッセージも送りました。
 

最近ではYouTubeだけではなく、ツイキャスやTwitch、Pococha(ポコチャ)、Yay!(イェイ)のほかLINEのオープンチャットなど、保護者の想像以上にネットでは未成年が簡単に知らない人とコミュニケーションを取れる媒体が増えています。まずは子どものスマホにどのようなアプリが入っているのか。そしてどういう人と、どのようなやりとりをしいているのかなど、「知る」ところから始めてみてはいかがでしょうか。叱るためだけではなく、わが子を守るために。
 

次ページ
未成年のリアルな悩み相談動画
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    ツッコミどころ満載で愛される『名探偵コナン 紺青の拳』、気になる5つのシーンを全力でツッコんでみた

  • どうする学校?どうなの保護者?

    【PTA免除の儀式】固まる母親を見かね「もうやめませんか?」声をあげた父親に何が起きたか

  • 世界を知れば日本が見える

    大谷翔平選手に「忖度」がないアメリカ。メディアで言及される“矛盾点”を時系列順に整理した

  • AIに負けない子の育て方

    2024年の中学入試は「弱気受験」だったというが…受験者増の人気校に見る、中受親の変化