「厄年だ……」と不安にならなくてもいい。厄年を“飛躍の年”にする、ある1つの考え方

厄年は「悪いことが起こる要注意の年」だと不安になる必要はありません。厄年とはどんな年なのか? 「災いが起こる」とされる理由を紹介します。厄年との向き合い方を変えるだけで、災難の年ではなく、飛躍の年になりますよ。

厄年は悪いことばかりではない

厄年と聞くと、悪いことばかり起きるのではないかと不安になる人もいるでしょう。しかし、厄年は本来、神社の祭りの重要な「役」を務める年で、「役を担う年」だったという説もあります。

また、「ピンチはチャンス」でもあるように、人生の転機や心身の大きな変化を成長のきっかけとし、「飛躍の年」と解釈することもあります。

実際に、厄年にあたる年齢は、就職、結婚、出産、還暦など、男女それぞれの「人生の節目」にあたることが多いでしょう。

これらの転換期には、今まで経験したことのない、苦労、悩み、ストレス、心身の不調などが出やすくなるのは自然なこと。これを災いと捉えてしまい「厄年=災いが起きる年」とされてしまっているのかもしれません。

厄年に起きた災いばかりに目を向けてしまうと、その年が嫌なことばかりが起こる最悪な年になってしまいます。自分自身に起きたことを、人生が好転する転機や、成長するためのきっかけと捉えて前向きな気持ちで向き合うことで、厄年は貴重な幸運期にもなることでしょう。

厄年に災いが起こるという科学的根拠はありません。悪いことが起こると信じ、ネガティブになることは避けたいですね。厄年を「新しい人生のステージの始まり」と捉え、起こる出来事にポジティブな気持ちで向き合えば、たくさんの気付きや学びが得られるかもしれせんよ。

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この記事の執筆者:木村 友奈 プロフィール
モンテッソーリ教育を行う幼稚園での教諭歴4年、保育士歴5年。出産後、フリーライターとして育児・教育・生活情報のほか、趣味の温泉、神社、パワースポットにまつわる記事を執筆。

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