永野芽郁さん、山田裕貴さんが共演するドラマ『君が心をくれたから』(フジテレビ系)。2月12日に放送された第6話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第6話のあらすじ
思いを通わせ付き合うことになった雨(永野芽郁)と太陽(山田裕貴)。五感を失う“病気”に加え雨の祖母・雪乃(余貴美子)がガン闘病で入院しており心配な太陽は、雪乃の家で雨と一緒に暮らし始めます。これからは「雨」と呼びたいと申し出る太陽に対し、自分の名前が嫌いな雨は考えさせてほしいと返答。
そんな中、雪乃の容態が急変。余命幾ばくもない雪乃は家に帰りたいと言い出し、さらに、雨の母・霞美(真飛聖)とともに最初で最後の家族旅行に出かけたいと願いを口にします。虐待されていた過去を許せない雨に、太陽は母を亡くした自分には何も伝えられないが、雨はまだありがとうもごめんねも伝えられると説得。
雨は一歩踏み出して霞美と話すことに。母への恨みを吐き出しながらも、心からは嫌いになりきれなくてずっと苦しかったと胸の内を吐露。雨という名の由来を問うと、「雨があなたを笑顔にしてくれますように」と願ってつけた名前だと霞美。雨と霞美がぎこちなくも親子に戻る姿を見届けて、雪乃は天国へと旅立ちました。
葬儀が終わると、司(白洲迅)は雪乃から預かっていたボイスレコーダーを雨に渡します。それは幼い頃、雨と雪乃が交換日記に使っていた思い出の品。雪乃は病床で最後のメッセージを録音していました。「つらくても苦しくても一瞬一瞬を大切に生きてね。そうすれば幸せだと心から思える瞬間に出会えるはずだから」――雪乃のあたたかい声に抱きしめられた雨。祖母の声、ぬくもり、思い出という宝物は五感を失くしても忘れないと心に誓います。そして、自分の名前を好きになろうと思い、太陽に「雨」と呼んでほしいとお願いするのでした。
“声の手ざわり”ボイスレコーダーの演出に号泣
雨と霞美が親子に戻ろうと踏み出す姿を見守る一方、太陽は雪乃に「雨のそばにいて幸せを願う。タスキをしっかり受け継ぐ」と宣言。雪乃が霞美と雨を抱きしめながら、「こんな素晴らしい人生、他にない。いい人生だった」としみじみ語るシーンは、涙なしでは見られず。
また、雨がボイスレコーダーに遺された雪乃の声を聴くシーンでは、途中から雪乃が実際に雨を抱きしめて語りかける演出がなされ、サブタイトル“声の手ざわり”がリアルに伝わり、深い感動を覚えました。
X(旧Twitter)では、「今週も爆泣き」「家族の愛を深く深く考えさせられる素敵な回だった」「“雪乃”余さんの素敵な演技で涙がドバドバ。ボイレコに残された婆ちゃんの声の手ざわりを感じた時の雨ちゃんが美しい」「雨ちゃんにこのおばあちゃんで本当に良かった(涙)」「ボイスレコーダーのとこで泣いたけど、いずれそれも聞けなくなると考えたらもっと泣いた」などのコメントが寄せられています。
雨が触覚を失うまでに残された時間があと1日半ほどと迫る一方、司から五感を失う病気が存在しないと聞き、雨の症状の原因が気になる太陽。第7話では雨がついに、太陽の命を救うため自分の五感を差し出したという真実を打ち明ける模様。真実を知った太陽のメンタルやいかに。目が離せません。
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この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。