ベクトルとは? ビジネスでの使い方や例文、数学以外での使い道も解説

ビジネスシーンにおけるベクトルとは、「目標」や「考え方の方向性」などを意味する言葉として使われます。ビジネスシーン以外にも、物理や数学・ゲーム制作などさまざまなシーンで使われるベクトルの意味や例文、言い換え表現を解説します。

ベクトルとは
ベクトルの意味とは​​​​​​

ビジネスシーンで使われる「ベクトル」という言葉。耳にしたことはあるものの、どのような意味かよく分からない人もいらっしゃるのではないでしょうか。ベクトルは「方向性」といった意味を持っているのですが、実はほかの意味で使われることもあります。今回はベクトルの使い方をシーン別に、例文とともに紹介します。

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<目次>
ベクトルの意味
ビジネスシーンでのベクトルの使い方と例文
ベクトルの英語表現
ベクトルの類語・言い換え表現
ベクトルの対義語
まとめ

ベクトルの意味

「ベクトル」にはさまざまな意味があるため、前後の文脈や状況によって表したい内容を判断する必要があります。以下にシーン別の5つの意味をまとめました。

・ビジネスシーンにおけるベクトル

「目標」や「考え方の方向性」などを意味する言葉として使われるのが「ベクトル」です。ビジネスの場では、業種問わず用いられています。

【例文】
「チーム内のベクトルを合わせることが重要だ」

・数学や物理におけるベクトル

ビジネス以外の場でも「ベクトル」を耳にすることがあります。数学や物理では「向き」と「大きさ」を持った量を表す際にベクトルが使われます。

【例文】
「試験に向けて、ベクトルの分解について覚えておこう(高校物理)」

・声におけるベクトル

声を出す際に発声する方向や、届けたい対象との距離感などを表します。

【例文】
「舞台に立つときは、声のベクトルを意識することが重要だ」

・ゲームにおけるベクトル

ゲームを作る際(プログラミング)は「大きさ」と「向き」を持つ量のことです。例えば、ゲームの中で敵と味方がいる場合、双方向からベクトルを算出します。

【例文】
「ゲームプログラミングをする際は、ベクトルの理解が欠かせない」

・日常会話におけるベクトル

日常生活では「方向性」を表す際に、ベクトルを使うことがあります。ビジネスシーンで使う場合と、同じニュアンスです。

【例文】
「彼とは会話のベクトルが違うから、話していてもつまらない」

ビジネスシーンでのベクトルの使い方と例文

ビジネスシーンでベクトルを使う場合の例文を紹介します。

・ベクトルが違う

思っている未来や、意見が合っていないと感じる際に「ベクトルが違う」を用いることが可能です。

【例文】
「ベクトルが違うと成果が上りにくいため、1度足並みをそろえましょう」

・ベクトルを合わせる

同じ方向性(目標か価値観など)であることを双方が確認したいとき、「ベクトルを合わせる」という言葉が最適です。

【例文】
「部署内のベクトルを合わせることで、きっと目標達成できるだろう」

・ベクトルが向く

「気持ちが向いている方向」を表現したいとき、ベクトルを用いることがあります。

【例文】
「最近のAさんは、売上よりも顧客満足度をあげることにベクトルが向いている」

・ベクトルを最大化する

「方向性を合わせて一丸となる」という意味を表したいとき「ベクトルを最大化する」と言うことがあります。

【例文】
「この難局を乗り切るために、ベクトルを最大化しよう」

・ベクトルが一致する

思想や描く未来の方向性が同じ状態のことを「ベクトルが一致する(した)」と言い換えられます。

【例文】
「チームのベクトルが一致すれば、より良い作品に仕上がるだろう」

ベクトルの英語表現

ベクトルを英語表記する場合は「vector」となります。日本のビジネスシーンや日常で使うベクトルの意味とはやや異なり、物理や数学、コンピューター用語などとして用いられます。

ベクトルの類語・言い換え表現

ベクトルの類語や言い換え表現には、以下のようなものがあります。使う相手や状況によって、最適な単語を選びましょう。

進路
進行方向
道すじ

また「一致団結」や「一味同心」は「同じ目標に向かって力を合わせる/同志」などを表す四字熟語で「ベクトルを合わせる」と似た意味です。

ベクトルの対義語

物理や数学で用いるベクトルの対義語として挙げられるのは「スカラー」です。ベクトルが方向と大きさの複数で表す量なのに対して、スカラー(またはスカラー量)は大きさのみを表現しています。

対義語があるのは物理や数学に用いる場合のみで、ビジネスシーンで使う「方向性」の反対語ではありません。

まとめ

ベクトルとは、方向性や意見、目標などいくつかのニュアンスで使われます。一方で物理やコンピューター用語として用いることもあるため、どちらの意味を指しているのか正しく把握する必要があります。「ベクトルを合わせる」「ベクトルが違う」など、併せて使う言葉のバリエーションも知っておくと役立つでしょう。

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