「ディシジョン」または「デシジョン」は、決定や決断を表す単語です。ビジネスの場で使用されることがありますが、正しい使い方が分からないという人もいるでしょう。今回はディシジョンの正しい意味や使い方を解説します。併せて関連語の「ディシジョンメイキング」「ディシジョンツリー」の意味も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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<目次>
・ディシジョン(デシジョン)の意味とは
・ビジネスにおけるディシジョンの使い方と例文
・ディシジョンメイキングの意味とは
・ディシジョンツリーの意味とは
・ディシジョンハイトの意味とは
・まとめ
ディシジョン(デシジョン)の意味とは
ディシジョンには、「決定」「決断」の意味が含まれています。英語では「decision」となり、決定のほかに「決断力」「判決」などの意味で用いられることもあります。・ビジネスにおけるディシジョン(デシジョン)の意味
ビジネスシーンでは「重要事項の決定」の言い換えとしてディシジョンを使います。英語の直訳では決定という意味ですが、ビジネスシーンで使う際は、小さな決定事項には使用しません。例えば「A社とB社、どちらと業務提携するか」といった決断のときに使われることが多いでしょう。ビジネスにおけるディシジョンの使い方と例文
ディシジョンは重い決断であるという認識が一般的です。何かを問われたときに「検討します」というよりも「どのようなディシジョンを下すか考えます」と伝えた方が、真剣に考えていることが伝わりやすいでしょう。以下では、ディシジョンを使う際の例文を紹介します。【例文】
「最良のディシジョンを下すため、情報を集めよう」
「貴社の下したディシジョンに賛同します」
ディシジョンメイキングの意味とは
「ディシジョンメイキング(decision making)」とは「意思決定」という意味です。ある事象に対しての最も良い決断を、自分の意見をもとに決めることを指します。目標を達成したり、自分の満足度を上げたりするための決断や、解決策を見つけるための行動です。・ディシジョンメイキングのプロセスと重要性
ディシジョンメイキングは主に、以下のプロセスで行われます。(1)何に対して意思決定するか把握する(対象を決める)
(2)意思決定の判断に必要な情報を集める
(3)エビデンスやほかの事例を参考に検討する
(4)選択肢の中から最適なものを判断する
ビジネスで意思決定が必要なとき、何を対象にするか明確に決めておくことが大切です。例えばあるプロジェクトにおいての課題は「売上・従業員のエンゲージ・地域課題」など、さまざまでしょう。適切なプロセスを踏み、事業にメリットを与えるディシジョンメイキングを実行することが重要です。スピーディーな意思決定を行うことで、ビジネスチャンスを逃しにくくなるでしょう。
ディシジョンツリーの意味とは
「ディシジョンツリー(Decision Tree)」とは、意思決定に役立つ分析手法の1つです。樹木(ツリー)のような図に、意思決定までのプロセスをまとめることで、最適な選択肢を選べるようにします。・ディシジョンツリーの要素と作成手順
ディシジョンツリーの要素と進め方を解説します。(1)テーマと目標を決める
(2)テーマをツリー上に配置する
(3)選択肢をピックアップする
(4)各選択肢を細分化し掘り下げる
一般的には、このような流れでディシジョンツリーを作成することが多いでしょう。
・ディシジョンツリー分析の活用事例
ディシジョンツリーを作成することで、以下のようなさまざまなデータの分析が行えます。広告の反響率やアクセスログの解析
顧客の離脱原因の把握
見込み客の特徴分析
これらはほんの一例であり、ディシジョンツリーは多種多様な業界やプロジェクトで活用されています。
ディシジョンハイトの意味とは
「ディシジョンハイト」または「デシジョンハイト」とは、航空機に関する用語で、進入復航を行うために必要な最低限の高度のことです。また、ビジネスでは組織内の階層別の意思決定の役割の概念のことをディシジョンハイトと呼ぶこともあります。