All About ニュース編集部は2023年12月7日~2024年1月24日の期間、全国の10~70代の男女174人を対象に「横浜18区」についてのアンケートを実施。「教育熱心なイメージがある区」ランキングの結果を紹介します(画像は筆者撮影)。
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第2位:神奈川区
2位は神奈川区でした。
神奈川区は1927年の区制施行の際、鶴見区、中区、礒子区、保土ヶ谷区と同時に誕生しました。区内には中学受験における男子校の神奈川御三家の一つといわれる、浅野中学校があります。
同校は”京浜工業地帯の父”と呼ばれる実業家・浅野總一郎が1920年に創立した中高一貫の伝統校。高校は毎年、難関大学への合格者を輩出しています。
また、神奈川区には県立高校の名門、横浜翠嵐高等学校もあります。こうした名門校の存在が、教育熱心なイメージを醸し出しているのではないでしょうか。
回答者からは「教育に力を入れている親がたくさんいるイメージだから」(奈良県/20代女性)、「熱心な人が集まりそうな場所だから」(東京都/30代女性)、「神奈川県で偏差値が高い横浜翠嵐高校があるため」(神奈川県/20代女性)という声が上がっています。
第1位:青葉区
1位に輝いたのは青葉区でした。
青葉区は1994年の行政区再編成を経て、港北区や緑区の一部から誕生しました。横浜市教育委員会の「平成27年度市立小学校等卒業予定者の進路状況調査」によると、青葉区の市立小学校に通う児童の国立・私立中学受験率は約27%で18区中1位でした。
区内には、たまプラーザやあざみ野など高級住宅街があることから、そこで暮らす人々が教育熱心だというイメージに結びついていると考えられます。
回答者からは「富裕層も多く住んでおり、私立進学率も高そうだから」(愛知県/50代女性)、「国立私立中学受験率が非常に高く、教育熱心な家庭が多いと聞いています」(兵庫県/60代男性)、「高級住宅が多く、ゲームセンターなど娯楽施設はなく健全なイメージが大きいので」(茨城県/50代女性)という声が上がっています。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の執筆者:田辺 紫 プロフィール
神奈川県在住コピーライター。2001年2月より総合情報サイト「All About」で横浜ガイドを務める。2009年4月、第3回かながわ検定 横浜ライセンス1級取得。「横浜ウォッチャー」として、ブログ、SNSを運営。