この一報を受けて、SNSでは両者のファンから祝福の声があふれています。2人が共に、アイドルとして活動していることを考えると、日本中が喜びの声をあげるのは異例の事態。改めて、堂本さん、百田さんともに好感度が高いことを証明しました。
この記事では、過去にももクロ関連の取材を行ったことがあり、周りにも百田さんと仕事をしている知人が多い筆者が魅力について解説したいと思います。
ももクロブレークのキッカケを作った百田夏菜子
まず、ざっと百田さんの経歴について紹介したいと思います。1994年7月12日生まれの静岡県出身で、2008年に「ももいろクローバー」を結成。出身地・静岡にちなんだ「茶畑のシンデレラ」のキャッチフレーズを持ち、リーダーとしてグループを盛り上げ続けています。2011年4月には、グループ名が「ももいろクローバーZ」に改名すると快進撃を見せ、『NHK紅白歌合戦』への出場や、女性グループとして初となる東京・国立競技場での単独ライブを実現させます。
現在では国民的な人気を獲得したももクロですが、メディアに取り上げられるようになったのは、百田さんが披露した『行くぜっ怪盗少女』での、アクロバティックな「エビ反りジャンプ」がキッカケでした。筆者も、仕事をする上でアイドルの活動を頻繁にチェックしていましたが、ももクロは路上ライブなどを行う、売れないアイドルという印象。
そんな時に、どこかのイベントで披露した、百田さんのダイナミックなエビ反りジャンプを見て衝撃を受けたことを覚えています。多くの人が、百田さんのパフォーマンスを入り口にして、ももクロを好きになったことでしょう。
持ち前の明るさ&裏表のない人間力に誰もがとりこ
そんなももクロですが、筆者は頻繁に取材を行っていたわけではないものの、さまざまなエピソードを知人伝いに聞いています。楽曲やパフォーマンスが良いことは大前提ですが、どの関係者から聞いてもメンバーの仲の良さを知ることができました。中でも百田さんは、持ち前の明るさでムードメーカーとなり、メンバーだけでなくスタッフや取材を行う外部の人間からも愛されている存在。リーダーとしての立場に悩んだこともあったと言われていますが、ももクロが醸し出す「陽」の雰囲気は、間違いなく百田さんを中心に生み出されていると感じます。その魅力はメディアを通じてファンにも伝わり、熱狂的な「モノノフ」を生み出していったことでしょう。
ちなみに、ももクロと仕事を長くしているライターからも、百田さんの悪いうわさは一切聞いたことがありません。ライブなどの裏側でも、常に明るく楽しそうで、まさに“裏表がない”という言葉がピッタリ。筆者は仕事柄いろいろな芸能人の舞台裏も見てきましたが、メディアで紹介されている表情と、スタッフや関係者に見せる顔が同じなのは珍しいケースです。
今回、トップアイドルの堂本さんとの結婚を発表しても、批判の声がSNSで出ないのも、百田さんが積み上げてきた人間力が、しっかりとファンにも伝わっているからだと思います。