日本一の若手漫才師を決める大会、M-1グランプリ2023の決勝に挑むファイナリスト9組がついに発表されました。どんな漫才師が決勝で戦うのか、ちょっと詳しくなってM-1をもっと楽しみましょう!
ノーマークから駆け上がる!? 決勝初進出の5組
初進出は令和ロマン、ダンビラムーチョ、くらげ、ヤーレンズ、マユリカの5組。半分以上がフレッシュな顔ぶれになりました。半分以上が初進出は多いように聞こえますが、実は昨年と同じで例年並みの割合。M-1グランプリがいかに「新しさ」を求めている大会かが分かります。
ちなみに、第1回大会を除いて初進出が最も多かったのは、ミルクボーイが史上最高得点で優勝した2019年の9組中7組。ミルクボーイはノーシードからの初決勝で栄冠に輝きましたが、今年もそんなシンデレラストーリーが待っているのか? 注目が集まります。
今年こそ優勝! 昨年に続いて決勝進出の3組
昨年に続いての決勝進出は、真空ジェシカ(3年連続3回目)、さや香(2年連続3回目)、カベポスター(2年連続2回目)の3組。前年からの上積みが求められる中での決勝進出は、紛れもない実力派の証明。そして初進出組を苦しめる決勝の緊張感も経験済みであるこの3組は、優勝候補の筆頭といえるでしょう。
連続進出の優勝で記憶に新しいのは、2021年の錦鯉。2年連続2回目の決勝で見事優勝に輝きました。3組とも今年で決めてしまいたいはず。どのようなネタで勝負するのか注目です。
決勝の舞台に見事帰還! 返り咲きの1組
そして、ファイナリスト9組のうちで唯一の返り咲きとなったのがモグライダー。2年ぶり2回目の決勝進出となりました。初進出や連続進出よりも難しい返り咲き。一度振るい落とされても諦めず新しいネタを磨き、フレッシュなライバルたちを倒して戻ってきた猛者中の猛者といえます。
昨年優勝のウエストランドも、2年ぶり2回目の決勝で見事優勝。2年連続の返り咲き優勝なるか、こちらも注目です。
以上9組に、当日の敗者復活戦を勝ち抜いた1組を含めた計10組で戦う今年のM-1グランプリは、12月24日に開催。チュートリアルが完全優勝した2006年大会以来、実に17年ぶりとなるクリスマス・イブ決戦をお見逃しなく!
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。