年末年始の旅行で穴場はどこ?「年末でも価格が同じ宿」もあるってホント?【専門家が解説】

繁忙期である年末年始の旅行では、行き先選びに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。今回は、年末年始の旅行で穴場はどこなのか、旅行ガイドの古屋江美子が回答します。

年末年始の旅行で穴場な場所は?
年末年始の旅行で穴場は?
繁忙期である年末年始の旅行は、予約が埋まっていたり、価格が上がっていたりと、行き先選びが難しいもの。

そんな年末年始の旅行に関する疑問に、「All About」旅行ガイドの古屋江美子が回答します。
 

(今回の質問)
年末年始の旅行で穴場はどこ?

 

(回答)
コスパがよく、かつ混雑を避けるなら、LCCで行ける地方都市がおすすめです。


以下で詳しく解説します。

LCC利用で行ける地方都市が穴場 

年末年始は旅費が高騰。また、高速道路も渋滞するので、LCC(格安航空会社)で一気に目的地に飛ぶのが安くてラクです。LCCも年末年始は高くなりますが、大手よりは割安。東京や大阪などの主要都市、北海道や沖縄といった定番観光地をのぞくと、以下のような場所があります。
 
■大分
ジェットスター・ジャパンが成田-大分間を運航しています。大分といえば、県内のほぼ全てで温泉が湧き出ている“おんせん県”。温泉宿の選択肢も豊富です。
 
■松山(愛媛)
ジェットスター・ジャパンが成田-松山間を運航。日本三古湯といわれる道後温泉が有名です。日本に12個しかない天守が残る城の一つ、松山城もあります。

年末でも価格が上がらない宿が穴場

また、宿泊施設の穴場もあります。一般的に年末は宿泊施設の価格は上がりますが、例外もあるのです。

例えば星野リゾートのBEB5沖縄瀬良垣、BEB5軽井沢、BEB5土浦では、29歳以下なら365日同一料金で泊まれる「29歳以下エコひいきプラン」を展開しています。また、休暇村は子ども限定ですが、365日同一料金です。

有名すぎないマイナーな観光地も穴場

やはり有名どころは混んでいるので、全国的にはそこまで有名ではないものの、ユニークな観光地も狙い目です。
 
■浜松(静岡県)
日本三大砂丘の一つ、中田島砂丘があります。JR浜松駅から車で10分ほどとアクセスも便利。自由に見学できるので、施設と違って待ち時間もありません。浜松は徳川家康公が青壮年期を過ごした地でもあり、NHK大河ドラマ『どうする家康』の放送で注目が高まっています。2024年1月14日まで「どうする家康 浜松大河ドラマ館」も開館しています。
 
■蒲郡(愛知県)
初詣でおみくじをひく人におすすめなのが、蒲郡市竹島の八百富神社。なんとおみくじに「大大吉」があるんです。すぐ近くにある竹島水族館は全国で4番目の小ささながら、深海生物の展示が100種類以上で、日本最多となっています。

海外ならソウルより釜山が穴場

年末年始の海外旅行先で人気が高いのがソウル。LCCも多く飛んでいて、物価も日本と同程度とくれば人気にも納得。ただ、冬はとても寒いので、同じ韓国でも釜山がおすすめ。ソウルより気温も高く、のんびりした雰囲気です。LCCも飛んでいますよ。
 
この記事の筆者:古屋 江美子
旅行やグルメを中心にWebや雑誌などさまざまな媒体で活躍。これまでに訪れた国は約40ヶ国。出産後は育児ジャンルにも活動の場を広げ、出身地である山梨県の「やまなし大使」としてもさまざまな情報を発信中。現在は神奈川県在住。
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