旅行先でコロナやインフルエンザを発症したらどうする? 【専門家が解説】

まだまだ新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症に油断ならない昨今。年末年始の旅行中に発症することを危惧している人もいるのではないでしょうか。そのような場合どうしたらいいのか、「All About」旅行ガイドの古屋江美子が回答します。

旅行先でコロナやインフルエンザを発症したらどうなる?
旅行先でコロナやインフルエンザを発症したらどうなる? 
まだまだ新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症に油断ならない昨今。年末年始の旅行中に発症することを危惧している人もいるのではないでしょうか。

そんな年末年始の旅行に関する疑問に、「All About」旅行ガイドの古屋江美子が回答します。
 

(今回の質問)
旅行先でコロナやインフルエンザを発症したらどうなる?

 

(回答)
旅行を中断して帰宅するか、延泊して現地で療養します。


どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

隔離や外出制限はなし、医療費は自己負担

新型コロナウイルス感染症は5類感染症に移行しているので、インフルエンザと対応は同じです。法律に基づく隔離や外出制限はなく、公共交通機関を使って病院から帰ることもできます(その場合は、マスクなどの感染対策をした上で利用しましょう)。

ただ新型コロナウイルスは、発症後5日間は人に感染させるリスクが高いことから、発症後5日間かつ症状軽快後24時間を経過するまでは外出を控えることが“推奨”されています。それをふまえて、個人が判断していくことになります。

なお、検査や診療などの医療費はインフルエンザと同じで自己負担(保険診療)です。

旅行先で新型コロナウイルスやインフルエンザに感染したら?

まずは医師に相談しましょう。体調がそこまで悪くなく、家族など同行者の運転する自家用車で帰れるような距離であれば、旅を中断して帰るのも1つの選択肢です。

具合が悪く、また遠方で移動が難しければ、ホテルに延泊し、療養してから帰ることになります。延泊費用は自己負担です。なお、5類になったことで、宿泊施設から新型コロナウイルスを理由に宿泊を拒否されることはありません。ただ、満室なら断られることもあり、その場合は別の宿泊施設の手配が必要です。

また原則として飛行機には乗れないので、変更の手配が必要です。JALやANAでは新型コロナウイルスやインフルエンザに感染した場合は診断書を提出すれば、手数料なしで変更や払い戻しをしてくれます(※詳細条件は要確認)。なお、JRのきっぷは新型コロナウイルスなどが理由でも、一定の払戻手数料を支払う必要があります。

海外旅行の場合は、海外旅行保険に入っておけば、医療費や延泊費用などかかった費用が補償されます。

旅行前や旅行中にできる対策は?

新型コロナウイルスもインフルエンザも基本的な対策は同じです。まず、体調が悪いときや人混みではマスクを着用しましょう。普段はあまりマスクをしない人も、旅行には持参した方が安心です。

また、食事前の手洗いや手指消毒など基本的な感染対策も有効とされます。また高齢者や基礎疾患がある人などは、旅行前にインフルエンザワクチンの接種などを検討するのも1つです。

旅先は心身ともにいつもより疲れやすい環境です。余裕のあるスケジュールをたて、体力的に無理のない旅行を計画することも大切です。
 
この記事の筆者:古屋 江美子
旅行やグルメを中心にWebや雑誌などさまざまな媒体で活躍。これまでに訪れた国は約40ヶ国。出産後は育児ジャンルにも活動の場を広げ、出身地である山梨県の「やまなし大使」としてもさまざまな情報を発信中。現在は神奈川県在住。
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