そうなると値下げを考えるものですが、どのタイミングで値下げをするのがベストなのか、判断が難しいかもしれません。そこで「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが、値下げのタイミングについて解説します。
(今回の質問)
メルカリに出品した商品を値下げするには、どのタイミングがベストですか?
(回答)
値下げのタイミングは「いいね!」の数や閲覧数などでも異なりますが、一般的には「出品してからの日数」で考えられています。また、競合商品がどのくらいの価格になっているのかで判断するとバランスも取れるのでおすすめです。
競合商品の販売価格よりも「高い」ならすぐに下げる
メルカリに出品してたものの、なかなか売れないと「値段を下げたほうがいいのかな……」と考えるものです。売れない理由について、そもそも競合する商品と比べて高いかどうかが問題になってきます。同じ商品や似たような商品よりも販売価格が高ければ、すぐに値段を下げないと売れないと思います。
よほどレア感があるなど特別なものでない限り、安い商品の方が選ばれるからです。
競合商品と価格が同じくらいなら様子見! しかし……
競合商品と販売価格もほぼ同じならば、もう少し様子を見てもよいと思います。しかし、様子を見ている間は似たような商品がどんどん出品され、自身が出品した商品の表示場所が下になってしまうので、商品説明を変えるなどして上位表示を狙いましょう。
もちろん競合商品の価格をチェックして、都度調整する作業は必要になります。
それでも売れない場合は「値段の問題ではない」可能性が
もし競合商品と同じくらいの値段、あるいは競合商品よりも安いのに売れないならば、そもそも値段の問題ではないのかもしれません。例えば、旬の季節がずれてしまって需要が極端に落ち込んでいる可能性があります。その場合は、いったん出品を取りやめて、旬のシーズンになったら再出品をするのもよいです。しかし、どうしても売り切りたいのであれば、思い切って値段を下げるのも1つの手でしょう。
また、出品者のマイナス評価が多い、プロフィールに“マイルール”が多いなど、出品者自身が原因になっていることもあります。マイナス評価は変えられませんが、プロフィールの内容は変更が可能なので、心当たりがあれば内容を変えてみてもいいでしょう。
値下げのコメントがきたら可能な範囲で即対応!
値下げをするタイミングは、上記で説明した限りではありません。買い手からコメントで、値下げの依頼がくることがあります。依頼に応じることができれば、商品はすぐに売れるでしょう。ただ、下げ幅が大きい場合は応じることが難しいということもあると思うので、コメントのやりとりで調整をすると良いでしょう。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。