ラジオ番組の成功で一気に業界内の注目度が上がる
また、『あののオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)に出演しているのも、大きく才能を開花させるキッカケになっています。現在も続く人気番組ですが、1人語りながら飽きさせないエピソードトークを連発。ラジオでは、言葉のチョイスのセンスが良く、時事ネタを入れながら独自のテンションで時間いっぱいまで話し続けます。
テレビの印象とは違い、臨機応変に生放送を毎週行うスキルは特筆すべきもので、「あの」ちゃんはここでも、バラエティスキルの高さと頭の回転の速さを証明しています。
10月から冠番組がスタート!
その成果はすぐに出始め、この秋から『ウマウマ! 〜アノミズキのビギナー育成TV〜』『あのちゃんのささやかな気持ちですが…』がスタート。テレビ関係者の間でもZ世代から人気が高く、コア視聴率(主に13~49歳の男女がターゲット)を獲得できるタレント/アーティストとして注目を集めています。
突然変異のようにブレークした印象が強い「あの」ちゃんですが、これまでさまざまな歴史を経て現在の活躍があります。
アーティストとしての才能があるからこそ、バラエティ番組でも無茶ができる……。そんな好循環が今後も続けば、これまでは存在しなかった新しいバラドルの形を作り上げることでしょう。
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。