エンタメ情報Webマガジンの「TVマガ」を運営するWonderSpaceは5月17日に、アニメ作品に関するWeb調査を実施しました。本記事ではその中から「泣けるアニメ映画ランキング」に関する調査結果を紹介します。
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2位:『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
2位は『劇場版 ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』でした。同作品は、暁佳奈さんのライトノベルを原作とした人気アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(TOKYO MXほか)の劇場版で、製作は京都アニメーション、劇場公開は2020年9月です。「第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞」など、数々の賞を受賞しています。
武器と呼ばれていたヴァイオレット・エヴァーガーデンは、戦時下に兵士として育てられたことから戦うことしか知らず、感情を持たない少女でした。戦争が終結すると「自動手記人形」と呼ばれる代筆業の職に就き、仕事を通して人の心情を初めて知ることになります。同作品はそのような境遇の少女が成長する姿を描いた感動的なストーリーで、繊細で美しい映像も話題になりました。
回答者からは「映像が美しくて、元軍人の少女が徐々に感情を学んでいく過程が丁寧に描かれていて感動的です。特に最終話付近の話は、涙なしには見れません。みんな一度は見て欲しい映画です」「どの話も号泣できるほど感動する。特に10話は親が子供を思う気持ちと子供が親を思う気持ちがとても伝わった。子供の立場から見ても親の立場から見てもとても感動できる話になっていた」などといったコメントが寄せられています。
1位:『火垂るの墓』
1位は『火垂るの墓』でした。同作品は、小説家でタレントとしても活躍した野坂昭如さんの実体験を基にした短編小説を、スタジオジブリの高畑勲監督がアニメ映画化した作品で、劇場公開は1988年4月です。
戦災孤児となった14歳の清太と4歳の節子のきょうだいが、終戦前後の混乱の中を精いっぱい生き抜こうとする姿を描いた感動の物語。日本人の全てが生きていくことに必死だった当時、行き場を失った2人は直面する困難を乗り切ろうとするものの、運命に逆らうことはできず、蛍の光のようにはかなく消えてしまいました。終戦前後の時代背景や戦争のむごさなど、考えさせられることが多い名作です。
回答者からは「戦争により幼い子供2人だけで懸命に生きようとする姿にいろいろと考えさせられます。清太はまだ14歳でありながら、衰弱していく妹の節子のために食料を確保したり手を尽くすものの結局妹は亡くなってしまいます。その後の悲しい結末は涙なくしては見られません」「まだ小さいのに、二人きりになってしまった兄妹が不憫すぎて、不遇の連続に胸がぎゅっと締め付けられます。冒頭の時点で最後まで救いがないバッドエンドが想像できますが、それでも必死に妹を守ろうとした清太の姿に涙が止まりませんでした」などのコメントが寄せられました。
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※回答者コメントは原文ママです
この記事の筆者:サイトウイサム(ナレッジ・リンクス編集部)
トレンドに敏感なWebライターを自称するフリーランス。ネットサーフィンが趣味で、芸能ネタが大好き。「話題のスイーツは必ず食す!」がモットー。