「50万円は最低でもかかる」年収300万円・介護士の33歳男性。実家暮らしを選ぶ堅実な理由を聞いた

All About ニュース編集部は、現在実家暮らしをしている人を対象に、毎月の生活費や貯金額に関するアンケート調査を実施。本記事では北海道札幌市在住・33歳男性のエピソードを紹介します。

実家暮らし
北海道札幌市在住・33歳男性のエピソード
実家暮らしを選ぶ理由は、人によってさまざま。経済的困窮、自身の健康状態、家族の介護など、あらゆる事情が考えられます。しかし、特に実家を出ていく必要がないと感じているため、実家暮らしを続ける人も。

All About ニュース編集部は、2023年9月11~14日の期間、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。

今回は、北海道札幌市在住・33歳男性のエピソードを紹介します。
 

回答者のプロフィール&実家の状況

回答者本人:33歳男性
在住:北海道札幌市
同居人数:両親、自分
世帯年収:父親500万円、自分300万円
実家の間取り:1軒家4LDK
職業:介護
 

生活費や貯金額は?

実家に入れている生活費:5万円
交際費:2万円
毎月のお小遣い:2万円
毎月の貯金額:3万円
貯金総額:100万円

総務省統計局が発表した「家計調査報告書 家計収支編(2021年)」によると、34歳以下男性の1カ月の平均消費支出は15万2805円です。そのうち、住居費の平均は3万4179円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた12万円程度が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。

今後、実家を出る予定、恋愛や結婚願望については「ない」と回答しました。

「特に不便はないので実家暮らしをしている」

現在、実家暮らしを選んでいる回答者。その理由は、「1人暮らしするには電化製品を揃えなければならず、マンション契約して生活用品を揃えたら50万円は最低でもかかる。そこまでお金をかけて1人暮らしする必要はないと感じている」とのこと。

「特に不便はないので実家暮らしをしている」とも述べているように、特に1人暮らしの必要性がなく、実家暮らしという選択を無理に変更する方がデメリットが多いと感じているようです。
 

自由に使えるお金はある分だけ使ってしまう

一方、実家暮らしならではの苦労は存在するようです。

「門限があるので門限前に帰らないといけない事や、部屋にテレビがないので居間でテレビを見ようとしても親が優先なため見ることが出来ないことなどが不便だなと感じている」と語っています。

両親との共同生活のため、ある程度のルールは必要になります。そして、そのルールが時々回答者へ不便に働くことがある様子。

また、「自由に使えるお金は貯まるがあったらあった分だけ使ってしまうので、自由に使えるお金が沢山あるのも困っている」とお金についての悩みも告白しました。

生活をする上での経済的な悩みはないものの、将来的な貯蓄に難があると感じているようです。

※回答者のコメントは原文ママです

この記事の筆者:鎌田 弘 プロフィール
ニュース記事を中心に執筆中のライター。IT企業のメディア担当を経て現在に至る。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は2年。
 
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