2023年の秋ドラマは、10月15日スタートの日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)のほか、二宮和也さん、中谷美紀さん、大沢たかおさんの3人が主演を務める月9ドラマ『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』(フジテレビ系)が10月9日に初回放送予定。さらに、超人気シリーズの最新作『相棒 season22』(テレビ朝日系)も、10月18日からスタートします。
数ある話題作の中から、本記事では元テレビ局スタッフの筆者が独自の視点で選んだ「この秋見るべきドラマおすすめ3作品」を紹介していきます。
最強の家政夫が今回も大暴れする『家政夫のミタゾノ』
はじめに紹介するのは、10月10日から火曜21時に放送の『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)です。2023年の秋は『相棒』に加えて、『きのう何食べた?』(テレビ東京系)、『大奥』(NHK)が「Season2」を放送するなど、人気ドラマの続編が多くスタートします。
中でも注目なのが、女装姿で謎の多い家政夫・三田園薫が大活躍する『家政夫のミタゾノ』です。主演は前作と変わらずにTOKIOの松岡昌宏さんが担当し、共演者にはHey! Say! JUMPの伊野尾慧さんをはじめ、桜田ひよりさんが新人家政婦としてミタゾノさんのパートナーを務めます。
ゴールデン帯に“お引越し”
本作は2016年に第1シリーズを放送したドラマで、今回の第6シリーズでは毎週火曜日の21時というゴールデン帯にめでたくお引越し。10月10日放送の第1話には、演技派の松本まりかさんがゲスト出演することが発表され、かなり期待の持てるスタートになりそうです。
ドラマの見どころとしては、何と言っても松岡さんが演じるミタゾノ。大柄で女装している上に、無表情で何を考えているのか分からない特殊なキャラクターで、派遣された家庭や家族の内情をのぞき見し、目に見えない根深い汚れをスッキリと落としていきます。普段の松岡さんのキャラクターとは全く結びつかないギャップを楽しむことができ、見ているうちに大暴れするミタゾノさんの魅力に引き込まれていきます。
また、基本的には1話完結のストーリー構成なので、前シリーズを見ていなくてもすんなりと楽めるのもうれしいポイント。テンポが良くコメディ要素も交えながらさまざまなトラブルが解決されていく「痛快のぞき見ヒューマンドラマ」に仕上がっています。
桜田ひよりが演じる矢口実優に注目
さらに見逃せないのが、桜田さん演じる矢口実優の存在。これまでの家政婦史上最年少ながら、なぜか大人びていて落ち着きがあり過去の作品にないキャラクターとなっています。ミタゾノさんとどんな化学反応を起こすのか楽しみです。