1100万円貯めた年収700万の51歳男性、貯金をするために「やめたこと」

1000万円を貯めるとなると簡単なことではありません。趣味へのお金の使い方が気になる人も多いようです。貯めるために、具体的に何をして、何をやめたのか。All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、51歳男性のケースを紹介します。

1100万円貯めた年収700万の51歳男性、貯金をするために「やめたこと」
年収700万の51歳男性、1000万円の貯金をするために「やめたこと」

10万円や100万円はともかく、1000万円を貯めるとなると簡単なことではありません。貯められた人は、どのような目標を立て、実行したのか気になりますよね。趣味へのお金の使い方が気になる人も多いようです。


1000万円を貯めるために、具体的に何をして、何をやめたのか。All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、51歳男性のケースを紹介します。

回答者のプロフィール

回答者本人:51歳男性
家族構成:既婚(子どもあり)
居住地:大阪府
職種:公務員
現在の年収:700万円
現在の貯蓄額:1100万円

50代で貯金1000万円ある人の割合は?

ちなみに50代で貯金が1000万円ある人は、どのくらいの割合いるのでしょうか。金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、株式などを含めた金融資産保有額で、1000万円以上1500万円未満の人の割合は、全体では1人暮らしの人で7.3%、2人世帯以上で10.8%でした。


年代別で見ると、50代は1人暮らしの人で7.7%、2人世帯以上で11.6%となっています。

1000万円以上1500万円未満の人の割合
貯金が1000万円以上1500万円未満の人の割合

<出典>
「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)

普段からあまりお金を使う生活をしていない

貯金を貯めたきっかけについて「特に目標は立てていません。普段からあまりお金を使う生活をしていなくて、仕事を始めてから毎月3万円とボーナスを貯めていて、途中で投資信託を始めて気がついたら……」と語る男性。10年以上かけて1000万円を貯めたそうです。

新作ゲームを買わず古いものを何度も遊ぶ

1000万円貯めるために「やめたこと」を聞くと「特にないです。外出は減らしました」とのこと。


「あとゲームはしていましたが、新作のゲームは買い控えするようになりました。同じゲームを何度クリアしても飽きない性格だったのが良かったのか悪かったのか。お陰様で、あまり余計なお金を使わないまま、年齢だけ重ねた感じがします」と答えてくれました。

毎月3万円とボーナスの半分を貯めて投資信託も

1000万円を貯めるために具体的に行ったことを聞くと「普段からあまりお金を使う生活をしてなくて、社会人になってから毎月3万円とボーナス月はボーナスの約半分は貯蓄していました」と語る男性。


「途中で投資信託を始めて、五大陸という商品で最初は少額でしたが、なんとなくいけそうな気がしたので、貯まったお金トータル700万円を回して、引き続き毎月貯蓄もしてました」と、継続的な貯蓄と投資信託が効果的だったようです。

1000万円達成! その後は……

すでに1100万円の貯金がありますが「結婚前に貯めていて、結婚して子どもができたくらいで、投資信託は一旦やめました」とのこと。


「奥さん容認のヘソクリなので(笑)。ここぞという時に使うつもりではいますが、まだほとんど手元に残っています。もう少し子どもが大きくなったら、子ども用の車をプレゼントできたらと内緒で考えています」と、子どものために使う予定だそうです。

おすすめの節約術は「毎月決まった額を貯める」

おすすめの節約術を聞くと「毎月決まった額を崩すことなく貯めることと、貯めたものは触らないようにすること。投資信託も時が来るまで触らないと決めていたので、解約することは考えずにきたので良かったと思います。交友関係も最小限にして休日も家からあまり出なかったのもよかったかもしれません」と話してくれました。

※回答者のコメントは原文ママです
 

この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。
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