暖房時にカビが吹き出す恐れも……秋にやるべき「エアコン夏じまい」の正しい手順とは

パナソニックは9月22日、「秋のエアコン掃除」に関するアンケート調査の結果を発表。その結果とともに、同社エアーマイスターの福田風子さんによる「正しいエアコンのお掃除・お手入れ方法」を紹介します。(サムネイル画像出典:PIXTA)

「秋カビ」はなぜ発生?

真夏より湿気が多く、気温が低い秋はカビが繁殖しやすい季節です。お手入れをしなければ、エアコンの中でもカビが繁殖してしまいます。ですが、そもそもどのようにしてエアコン内でカビが発生するのでしょうか。

●原因1:ホコリがカビの餌になる
エアコンが室内の空気を取り込む際、フィルターではブロックできないホコリが内部に侵入しています。これらがカビの餌になってしまうのです。

●原因2:エアコン内部の結露で湿気が多くなる
エアコン使用後は、結露した水分がエアコンの内部にたまっています。湿気が多いこの環境はカビの成長に最適なのです。
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暖房時にカビが吹き出す恐れも ※画像出典:プレスリリース
夏にエアコンを長く使った分だけ、湿気もホコリも多くなっています。エアコンを掃除せずに冬を迎えてしまうと、秋の間にエアコン内部で繁殖したカビが暖房時に吹き出してしまうかもしれません。

正しいエアコンのお掃除・お手入れ方法をプロが解説

では、どのようにエアコンのお手入れを行えばよいのでしょうか。パナソニック エアーマイスターの福田風子さんが、「正しいエアコンのお掃除・お手入れ方法」を解説しています。

ポイント1:フィルターの掃除をする
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掃除機でホコリを吸いましょう ※画像出典:プレスリリース
フィルターの汚れは、能力の低下と消費電力の増加の原因になります。掃除機でホコリを吸い、汚れが取れない場合には中性洗剤で洗うようにしましょう。洗った後は、陰干ししてしっかり乾燥させてください。

ポイント2:内部クリーン機能や送風運転を使う
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内部クリーン機能が搭載されている場合は活用しましょう ※画像出典:プレスリリース

カビ対策のためには、エアコン内部を乾燥させることが有効。内部クリーン機能が搭載されている場合は使用するようにしましょう。搭載されていない場合は、冷房運転の後に送風運転を3~4時間行うようにしてください。

ポイント3:通風路やフラップの汚れを落とす
汚れはカビ菌の餌になってしまうため、通風路やフラップなど、汚れている場所を拭き掃除しましょう。このとき、見えている部分のみを掃除するようにしてください。

ポイント4:内部の洗浄を自分でするのはNG
エアコンのクリーニングには高い専門知識が必要になります。除菌剤やお掃除スプレーをするなど、誤った方法で掃除を行うと、内部に残った洗浄剤が原因で故障する恐れがあります。内部の洗浄は自分で行わず、専門業者に依頼しましょう。


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