主演映画のヒットにより、韓国でも人気を獲得
その勢いのままに、2022年7月には映画『今夜、世界からこの恋が消えても』で主演を担当。福本莉子さんが演じたヒロインが、眠ると記憶を失う「前向性健忘」を患っているという映画で、道枝さんは等身大のラブストーリーも演じられることを証明しました。この作品は日本だけでなく韓国でも大ヒットし、「世界デビュー」を果たすことになります。道枝さんの魅力は、国宝級の顔面もさることながら、キャラクターになりきる自然体の演技にあります。『24時間テレビ』内のスペシャルドラマとして放送された『虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ』では、障がいがある人と健常者の垣根を感じながらも、仕事を通じて信頼し合う心の揺れ動きを見事に表現。表情やセリフの強弱で繊細な演技ができるので、道枝さんはどんな役でも演じることができます。
2クール連続で連ドラ出演。今後の飛躍にも期待大
2023年10月17日からは、ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』(TBS系)で、準主役の小笠原拓を担当しました。主演の広瀬アリスさん演じる人生のドン底にいるOLをサポートする、ミステリアスな大学生役として登場。これまでになくクールな役どころで、新しい一面で視聴者を魅了しました。さらに、現在放送中の『マルス-ゼロの革命-』(テレビ朝日系)では、主人公の美島零を演じています。これまでになかった、ミステリアスでカリスマ性を持つ役でどんなキャラクターに仕上げるのか、期待が高まっています。
アイドルとしてだけでなく、俳優として進化を続けている道枝さん。アイドルファン以外からもなにわ男子のファンを増やしているメンバーで、そのかわいさと演技力の高さに男性ファンも増え続けています。
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。