1000万円以上の貯金がある人はどのような目標を立て、実行していったのでしょうか。より多くの金額を貯めて、老後は仕事をせずに貯金だけで暮らしたいと思う人も多いことでしょう。
All About ニュース編集部が実施したアンケート調査から、1000万円の貯金がある62歳女性のエピソードを紹介します。
回答者のプロフィール
回答者本人:62歳女性
家族構成:既婚(子どもあり)
居住地:新潟県
職種:公務員
現在の年収:400万円
現在の貯蓄額:1000万円
60代で貯金1000万円以上ある人の割合は?
ちなみに60代で貯金が1000万円以上ある人は、どのくらいの割合いるのでしょうか。金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査(令和4年)」によると、株式などを含めた金融資産保有額で、1000万円以上1500万円未満の人の割合は、全体では1人暮らしの人で7.3%、2人世帯以上で10.8%でした。
年代別で見ると、60代は1人暮らしの人で9.2%、2人世帯以上で10.9%となっています。
<出典>
・「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
・「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」(金融広報中央委員会)
利息だけで生活できるようになりたい
貯金を始めたキッカケを伺うと「1000万円貯めて、貯まったらそのお金を基にして運用してみたい。ずっと普通に貯金しておくよりも、運用することでお金が働いてくれるのを見てみたい。そして、できれば仕事をしなくても利息だけで生活できるようになりたい」と考えて、目標を立てたとのこと。
貯金をするためには投資の勉強をする必要があると考え、さまざまな勉強会に参加。その後、10年以上かけて1000万円を貯めたそうです。
夫の収入もあったので自由に遊ぶことができた
1000万円を貯めるために「やめたこと」を聞くと「やめたことはとくにありません」とのこと。
「欲しい物は購入し、家族旅行にも出かけていました。海外旅行や国内旅行は年に4~5回程度出かけていたと思います。自分1人の収入ではなく夫の収入もありましたので、自由に遊ぶことができたのかと思います。洋服にもお金をかけてブランド物を購入していました」と答えてくれました。
共働きだったことと、10年以上かけて貯めたことで、特に我慢なく貯められたようです。
銀行のカードは作らないことにした
1000万円を貯めるために具体的に行ったことを聞くと、「自分は1度お金を手にしてしまうと、ついつい使ってしまう性分です。ですので、給与から天引きで引かれて貯蓄する方法を選びました」と語る女性。
「そして、銀行のカードは作らないことにして、お金を下ろしにくくしました。そうすることで、欲しいなと思うものがあっても、毎月のお給料の中から購入できる金額内に収まるようにしました」とのこと。
本人は貯金のためにやめたことは特にないとのことでしたが、銀行のカードを作らないことが「やめたこと」と言えるかもしれませんね。
1000万円達成! その後は……
すでに1000万円の貯金がありますが「何回か1000万円が貯まったので、その都度保険に入っています」と、1000万円を超えると保険に回しているそうです。
「今ある1000万円は、普通預金に入っています。まだ、そのお金で何をするかは決めていません。急にお金が必要になることがあるかもしれないので、いつでも引き出すことができるようにしてあります。お葬式代として使うことがあるかもしれませんので、使いやすいお金も必要です」とのことでした。
おすすめの節約術は「献立を1週間分書き出す」
おすすめの節約術を聞くと「献立を1週間分考えて書き出し、必要な食材をまとめ買いします。できるだけ食材の使いまわしができるメニューにすることで無駄が出ず、必要な物だけを買うので買いすぎを防ぐことができます」と話してくれました。
※回答者のコメントは原文ママです
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。