初戦の「日大山形」(山形)戦から「日大」の名がつく3校を次々と破ってベスト8入りを果たし、“日大クエスト”、“日大キラー”のワードで注目を集めた「おかやま山陽」(岡山)や、1回戦「前橋商業」(群馬)との対戦で、甲子園初勝利に加えて「通信制高校」としても初勝利をあげた「クラーク国際」(北北海道)など、今年も数々の出場校が記憶に残る名試合を繰り広げました。
All About ニュース編集部は、8月24〜27日の期間、全国20〜70代の男女202人を対象に、「2023年夏の甲子園」に関する独自アンケート調査を実施。今回は、「2023年夏の甲子園」で印象的だった学校ランキングを発表します。
>5位までの全ランキング結果
2位:仙台育英(宮城)
2位は、宮城県代表・仙台育英学園高校。2022年大会の初優勝に引き続き、高橋煌稀選手(「高」ははしごだか)、湯田統真選手、山田脩也選手など、昨年優勝経験メンバーを含む有力選手がそろうチームで2連覇を目指しました。大阪の履正社など次々と強豪校を打ち破り、今年も決勝に進出。決勝戦で惜しくも慶応義塾高校に敗れ、準優勝という結果を残しました。回答者からは、「決勝では負けてしまいましたがやはり戦力が揃っており、ピッチャー陣の層の厚さを見ても高校界No.1の実力がありそうだと感じました」(38歳男性/兵庫県)、「プロ野球チームかと思わせるほど、ピッチャーや打線などの試合展開がうまかったのが理由です」(59歳男性/宮崎県)、「完投の能力がある高橋ら3人の投手をそろえ、打者も斎藤陽、山田など去年の優勝経験がある選手がいて、夏連覇できるかどうか注目でした」(69歳男性/神奈川県)、「決勝戦で点差が開いても、アウェー感満載でも、笑顔でプレーする姿に心を打たれた」(40歳女性/茨城県)、「あの歓声の中よく頑張った」(38歳男性/東京都)などのコメントが寄せられました。
1位:慶應義塾(神奈川)
1位は、神奈川県代表、慶應義塾高校。決勝戦で昨年の優勝校、仙台育英を8対2で破り、107年ぶり2度目の優勝を果たしました。神奈川県大会では打率6割超の丸田湊斗選手や2年生エース・小宅雅己選手など、投打ともに勢いのある選手の活躍が目立ちました。元プロ野球選手の清原和博さんの次男、勝児さんの代打出場やアルプスを埋め尽くす大応援団など、連日注目を集めました。回答者からは、「サラサラヘアーの男子がたくさんいた」(47歳女性/茨城県)、「髪もプレイスタイルものびのびしている」(59歳女性/埼玉県)、「代打清原の時の球場の雰囲気が見ていてすごかった」(32歳男性/東京都)、「バッターは丸太、ピッチャーは小宅とスーパースターがいてその他の選手もメイン級で全員活躍していた。監督の采配も光っていたし、監督が優しそうで、チーム全体の雰囲気が良いのが感じられる。羨ましかった」(43歳男性/茨城県)などのコメントが寄せられました。
※回答者のコメントは原文ママです
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この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。