とはいえ、年数が経つごとにバッテリーの劣化やOSのサポート切れの問題など、気になる点も出てきます。iPhoneは一体何年で買い替るのがベストなのか、モバイル分野の業界動向を日々取材している「All About」携帯電話・スマートフォンガイドの佐野正弘が回答します。
(今回の質問)
iPhoneは何年で買い換えるのがベスト?
(回答)
長くても5年、できれば2~3年くらいで買い替えるのがおすすめです。
長くても約5年たったら買い替えた方が良い
iPhoneを何年使うかは人それぞれですが、やはりおすすめは2~3年、長くても5年くらいたったら買い替えた方が良いと考えられます。
All About ニュース編集部が実施したアンケートをはじめ、複数の調査によると、日本のiPhoneユーザーがメインで使っている端末は2020年発売の「iPhone SE(第2世代)」、そして2017年発売の「iPhone 8」が上位を占めています。ホームボタンが付いているタイプの、比較的古い機種を使っている人が多いようです。
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iPhone 8/Xは「iOS 17」のサポート対象外
しかしiPhone 8や2017年発売で初めてホームボタンが廃止された「iPhone X」は2023年9月にリリース予定の新しいOS「iOS 17」のサポート対象から外れています。古い機種を使い続けると、どうしてもOSのアップデート対象外になってしまいます。
利用できるアプリが減ってしまうほか、セキュリティのアップデートに関しても不安が出てきてしまいます。よって少なくとも、手元の機種がOSアップデートの対象から外れる5年前後での買い替えをおすすめしますし、快適に利用したいのであればそれよりもっと早い段階で買い替えるべきでしょう。
ちなみに筆者も、やはり最近はiPhoneがかなり値上がりをしていますので、なかなか昔のように1年ごとに買い換えることは難しくなっています。2年ぐらいを目安に使用していますね。
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エンジニアとしてデジタルコンテンツの開発を手掛けた後、携帯電話・モバイル専門のライターに転身。現在は業界動向から、スマートフォン、アプリ、カルチャーに至るまで、携帯電話に関連した幅広い分野の執筆を手掛ける。
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※編集注:初出時、「iPhone X」をホームボタン搭載モデルと記載していましたが、正しくは初めてホームボタンが廃止されたモデルです。訂正してお詫びいたします。