今回はメルカリのブロック機能について、読者から寄せられた以下質問を基に「All About」ネットオークション・フリマアプリガイドの川崎さちえが解説していきます。
(今回の質問)
メルカリで相手にブロックされたかを確認する方法はありますか?
(回答)
メルカリでは自分が他のユーザーにブロックされても通知がないため、すぐに気が付くのは難しいといえます。しかしブロックされた出品者の商品に対して「いいね!」やコメントができないため、アプローチをした段階でブロックされていることが分かります。
以下で詳しく解説をしていきましょう!
メルカリのブロック機能で制限されること
まずはメルカリのブロック機能について簡単におさらいしていきましょう。ブロックされたユーザーは、ブロックしたユーザーに対して以下のアクションができなくなります。
・出品した商品へのコメント
・出品した商品へのいいね!
・出品した商品の購入
・相手をフォローすること
欲しい商品を出品しているユーザーからブロックされてしまうと、その商品の閲覧以外のアプローチができなくなるということです。他に商品を狙っている人がいれば購入されてしまう可能性もあるわけですから、ブロックされると大きな不都合が生じてしまいます。
ブロックされたかは、商品にアプローチして初めて分かる
自分がブロックされても通知が来るわけではないので、何もしなければ気が付くことはないでしょう。しかし、そのユーザーの出品物に「いいね!」やコメントをすると、出品者からブロックされているという内容が表示され、これで初めて気が付くことになります。ブロックされた側にとっては見に覚えがない可能性もあるので、戸惑うこともあるでしょう。しかし出品者に対しては何もできない状態。ブロック解除を待つしかありません。
取引中にブロックされても、取引は続けられる
取引中にブロックされたとしても、取引は継続されます。商品が送られてこない、取引メッセージが使えないといった問題は発生しないので安心してください。取引が完了したらブロックが有効になるので、その後は出品者の商品への「いいね!」や購入などはできなくなります。
どんな場合にブロックされる?
メルカリのブロック機能を使う理由は人それぞれですが、筆者の経験では以下の理由が考えられます。■コメントがしつこい
商品への質問や値下げ交渉が何度も行われて、出品者が「しつこいな」と思ってしまうと、ブロックされることもあります。特に値下げ交渉に関しては、出品者が難色を示しているにもかかわらず食い下がるようなことがあると、ブロックされる可能性があります。
■購入されたくない理由があった
商品に対する質問や値下げの依頼をすると、出品者はコメントをしたユーザーがどんな人なのかを確認することがあります。評価が極端に悪いと取引をしたくないので、ブロックすることもあります。またユーザーの出品物を見たときに、購入を希望する商品と類似性があると転売されるのではないかと思ってしまいます。出品者にとって転売は不快な行為なので、購入されないようにブロックするケースもあります。
■取引がスムーズでなかった
取引が終わった後、スムーズに進まなかったと感じたら出品者が購入者をブロックすることもあります(場合によっては購入者が出品者をブロックすることも)。例えば支払いが遅すぎる、なかなか受取評価をしてくれない、自分勝手なクレームがあったなどです。
■取引のキャンセルをした
商品の購入手続きをした後で、取引のキャンセルをすると、出品者からブロックされることが多いです。出品者としては、できれば今後関わりたくないと思うからです。
メルカリで心地良い取引をするためには、ブロックは有効な手段といえるでしょう。ブロックしても相手からの報復はありませんから、その点は安心できそうです。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。