口に入れたら、ご飯がホロッとほどけた! 西麻布にオープンしたおにぎり専門店「西麻布 米組」で感激【実食リポ】

2023年7月31日、豚組グループの和食職人が腕を振るう、おにぎりの専門店が「西麻布 米組」としてオープン。料亭経験30年の職人が本気で作るおにぎりやお総菜メニューをご紹介します。

簡単な料理ほど実は難しいというのは定説ですが、その代表的なものが「おにぎり」ではないでしょうか。お米の炊き方、具の入れ方、そして握り方。それら全ての調和がとれて初めて“最高のおにぎり”が完成します。

そんな“最高のおにぎり”が手軽に食べられるおにぎり専門店が、2023年7月31日に東京・西麻布にオープンしました。

その名も「西麻布 米組」。今風に言うと、レベチの(レベルが違う)おにぎりを食べられますよ。

おにぎり専門店 西麻布 米組
2023年7月31日にオープンしたおにぎり専門店「西麻布 米組」

 

「西麻布 米組」とは?

「西麻布 米組」は、豚組グループの新業態。「豚組」は好きな銘柄(ブランド)の豚肉をオーダーして食べられる店の先駆けで、しゃぶしゃぶ店の旧「豚組しゃぶ庵」や、とんかつ店の「とんかつ西麻布 豚組」「豚組食堂」を展開しています。

日本人のみならず、海外からの観光客にも人気で、ある日、古民家で営業している「とんかつ西麻布 豚組」に、筆者が海外からの友人を連れて行くと、筆者たち以外全員海外からのお客様ということもあったほどです。

残念なことに、「豚組しゃぶ庵」はコロナ禍で実店舗は閉店。現在は通販のみとなっていますが、かねてより「あの店には本格的な和食の職人さんがいる」と食通の間では有名でした。

和食職人の本気おにぎり
(画像出典:プレスリリース)

うわさの親方は、京都の料亭で長く腕を振るっていた和食職人。現在は豚しゃぶセットなどを販売する通販「おうちで豚組」で活躍していますが、満を持して今回、おにぎり専門店「西麻布 米組」をオープンしたというわけです。

 

おにぎり専門店「西麻布 米組」のおにぎりとは?

そんな「西麻布 米組」のおにぎりには、和食の奥深さがギュッと詰まっています。

■「本気おにぎり」と「極・本気おにぎり」
選び抜かれたお米は、適度な弾力と粘り、粒の大きさがおにぎりに合う茨城県産のコシヒカリ。のりは少し時間をおいたおにぎりとの一体感を味わえる、風味の良い兵庫県産を使用しています。 具のメニューはすでに30種類以上もあり、その中から1日に5~6種類が提供されるそう。

おにぎり専門店 西麻布米組のおにぎり
「西麻布 米組」のおにぎりは、税込250円から

「西麻布 米組」のおにぎりは、「本気おにぎり」(税込250円~)と高級具材を使った「極・本気おにぎり」(税込350円~)の大きく2つに分けられます。

■渾身のお総菜セット
「西麻布 米組」ではおにぎりに合う「お総菜セット」(税込300円~)もあります。和食職人が作るお総菜セットは、さばの味噌(みそ)煮や豚角煮がゴロッと入った肉じゃが、チャーシューなどの主菜に、きんぴら、おから、ナスなどの副菜が2品入っています。

おにぎり専門店米組のお惣菜ととん汁
「西麻布 米組」のお総菜ととん汁

■豚組仕込みのとん汁
おにぎりとお総菜だけではなく汁物も欲しい! そんな人には豚組仕込みのとん汁(税込300円)がおすすめ。さまざまな銘柄豚を取り扱ってきた豚組の知識と技術を余すことなく投入したというとん汁は、豚肉本来の味わいを楽しめます。

 

「西麻布 米組」実食リポート

オープンに先立ち開催されたレセプションに行き、「西麻布 米組」の味をひと足先にいただいてきました。

米組の角煮おにぎり
「西麻布 米組」の角煮おにぎり

この日、筆者がいただいたのは「角煮おにぎり」と「刻みうなぎ」おにぎり。

にぎり方から職人技! 柔らかすぎず、硬すぎず、口に入れたところでご飯の粒がほどけて甘さが伝わってきます。またどこを食べても白ご飯だけということがないのも満足度が高いポイントです。

角煮おにぎりは、過去に豚組で提供されていた角煮に一味香辛料が加えられていて、まさに和食の奥深さを感じられる味。感動でした。

過去にないおにぎり
これまで食べたおにぎりとは比べものにならないほどおいしい

数種類あったお総菜から筆者が選んだのは、チャーシューが主菜で、おからときんぴらが副菜になっているセットです。豚組にはチャーシューを焼く大きな釜があり、それで作られている本物のチャーシュー。1度食べればとりこになること間違いなしのおいしさです。

米組 お惣菜セット
「西麻布 米組」のお総菜セット

しかし今回、本格的なチャーシューの味以上に驚かされたのは、おからときんぴら。「ああ、これが本物の味なんだ」と過去に食べてきたおからときんぴらを全否定したくなるほどの味でした。まさに和食の味。こういう味を大切にしなくてはと思わせてくれる逸品です。

とん汁は、おにぎりやお総菜の味を邪魔しない濃さで、野菜の甘みと豚肉のコクがしっかりと感じられます。 

おにぎり、お総菜、とん汁全てが上品な和食の味です。この味を低価格で、サッと買えていただけるというのは、かなりお得ではないでしょうか。

お近くを通る人はぜひ1度、和食職人の「本気のおにぎり」を召し上がってみてください。
 

 

おにぎり専門店「西麻布 米組」メニュー

本気おにぎり 税込250円~
極・本気おにぎり 税込350円~ 
渾身のお総菜セット 税込300円~
豚組仕込みのとん汁 税込300円
※どれでも3つまとめて買うと100円引き(組み合わせ自由)
 

おにぎり専門店「西麻布 米組」場所・最寄り駅・営業時間

住所:東京都港区西麻布4-1-15 
(夜間は同じ豚組グループの立ち呑み店「西麻布 壌」が営業)
最寄り駅:東京メトロ 六本木駅から徒歩9分・広尾駅から徒歩10分・乃木坂駅から徒歩10分
営業時間:11:30~14:30
定休日:土・日・祝日
Instagram:https://instagram.com/nishiazabu_komegumi
 
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    「スヌーピー」のラッピング電車、デビュー! 車内は中吊りも壁面も『PEANUTS』キャラだらけ

  • 世界を知れば日本が見える

    中国は「石破首相」をどう見ているか。日中問題で大した抗議ができず、法整備の甘い日本。今後の動向は

  • アスリートの育て方

    なぜ元日本代表・細貝萌は、ずっとサッカーエリートでいられたのか。幼少期に訪れた、知られざる転機

  • 「正直、日本ってさ…」外国人に聞くぶっちゃけニッポン

    「日本人は平然と人前で……」在住歴4年のカンボジア人男性が語る「日本人の大胆さ」に驚く意外な場所