8月1日はホームパイの日! 日付が「ホームパ(8)イ(1)」と読めることから、発売元の不二家によって制定されました。
今回は「ホームパイ」と「源氏パイ」はどちらが先に発売されたのかなど、違いの分かる人になれるホームパイの豆知識を紹介します。
ホームパイは元々、デリシャスパイだった?
ホームパイは発売から50年以上愛されている不二家のベストセラー商品ですが、その前身となった商品が「デリシャスパイ」です。
不二家洋菓子店で販売していたギフト用の詰め合わせ「パイ・アラカルト」に入っていたデリシャスパイの評判が良かったため、1965年に同社の菓子事業部でも取り扱うことになりました。
しかし、パイは焼き菓子の中でも難しいお菓子であり、職人がこだわりを持って手作りしていたデリシャスパイのサクサク感を機械で量産することがすぐにはできませんでした。
そんな苦労の末、3年もの開発期間を経て1968年に発売されたのが「ホームパイ」です。
デリシャスパイは、今でも不二家の公式ネットショップで買うことができます。味の違いを食べ比べてみてはいかがでしょうか。
ホームパイと源氏パイ、どっちが先輩?
ホームパイとたびたび並び称される源氏パイ。ハート型の形が特徴です。どちらも人気のロングセラー商品ですが、どちらが先に生まれたかご存じでしょうか。
正解は、源氏パイ。発売元の三立製菓は1963年に日本初となるパイの量産化に成功し、その2年後の1965年に、パイ生地に砂糖を折り込んだ源氏パイを発売。
源氏パイという和風な名前は、発売翌年のNHK大河ドラマが『源義経』に決まったことから、その人気にあやかろうと名付けられました。
ちなみに同社は2012年の大河ドラマ『平清盛』に合わせて、既に発売していたレーズンパイを「平家パイ」に改名したことでも話題になりました。
明治の「きのこの山・たけのこ里」のような対立構図になるかと思われましたが、ホームパイという強力なライバルによって、それは阻止されているようです……!
1000枚に1枚! 超レアなホームパイがある
実は、ホームパイの中には不二家のキャラクター「ペコちゃん」の焼き印が入ったものが紛れているのはご存じでしょうか。
その確率はなんと1000分の1!見つけることができたら超ラッキーのレアなホームパイです。
これからホームパイを食べる際は、慌てて食べて隠れペコちゃんを見逃さないように気をつけながら、楽しんでみてはいかがでしょうか。