「海外旅行」で遭遇したことのあるトラブルランキング! 1位は「交通機関のトラブル」、2位と3位は?

All About編集部が実施したアンケート調査の結果から「海外旅行で遭遇したことのあるトラブル」ランキングを発表! 実際のトラブルエピソードと、皆さんが取った対処法を紹介します。海外旅行の予定がある人は参考にしてみては?

空港にいる女性

All About編集部では、全国の10~70代の250人を対象に「海外旅行」に関するアンケート調査を実施(調査期間:2023年6月26日~7月5日)。結果を基に「海外旅行で遭遇したことのあるトラブル」ランキングを作成しました。
 

ここでは、得票数の多かったトラブルTOP3を発表。アンケートで寄せられた体験談もご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
 

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3位:ホテルのトラブル(25票)

3位は「ホテルのトラブル」。まずは、文化・慣習の違いからトラブルになってしまったケースを紹介します。
 

「モロッコの安宿で、フロントにだれもいなかったので、宿代をハウスキーパーに払ってしまいました。その後、フロントの人に宿代を払えと言われました。現地で知り合った、アラビア語ができる日本人に介入してもらい、二重で宿代を払わずに済みました(30代女性/香川県)」
 

どうやら、ハウスキーパーに支払ったことで“チップ”と受け取られてしまったよう。旅行先の地域にチップの文化があるかどうかはチェックしておくと安心かもしれませんね。
 

続いては、設備の故障によるトラブル。
 

「ハノイのホテルに宿泊した際、部屋の階までホテルのエレベーターに乗ったのですが、そのエレベーターが急にドンとフリーホールのように一つ階数下まで落ち、恐怖でした。自分たちに怪我はなかったのでそのままスルーでしたが怖くてエレベーターには乗らないようにしました(40代女性/東京都)」
 

けががなかったということで、不幸中の幸いでした。避けようがないトラブルですが、怪しいと思ったら利用を避けるのがよさそうですね。
 

最後は、ちょっと恐ろしい出来事です。
 

「姉妹でパリに行った際にホテルの部屋のドアがノックされてチェーンをかけたまま出たら黒人の男性が立っていて『ホテルの従業員だから中に入れてくれ』と言われた。女性の従業員の方を呼んでくれとお願いしたが聞き入れてくれずずっと入れてくれの一点張りだった。翌日フロントで聞いたらそんな従業員はいないし、従業員が部屋まで行ったこともないと言われた(20代女性/神奈川県)」
 

ホテルスタッフだと思ってドアを開けたら強盗だった、という事例も実際にあるそう。見知らぬ人物が突然訪問してきたら、フロントに電話して確認を取るのがいいでしょう。もしドアを開ける場合は、こちらの回答者のようにドアチェーンをかけたまま対応するのがよさそうです。
 

2位:コミュニケーションのトラブル(27票)

2位は、「コミュニケーションのトラブル」。
 

「旅行ガイドに掲載されていない地元の方が行かれるレストランに入ったため、英語が聞き取りづらかった。ゆっくり話してほしいとお願いし、つたない英語で伝わりにくい場合はジェスチャーで伝えました(30代男性/長崎県)」
 

「英語で話しても、旅行先が英語が公用語ではなかったので通じない人もいて言いたいことが通じなかったこと。スマホの翻訳アプリとボディランゲージを使って、どうにか伝えた(20代女性/広島県)」
 

「英語が通じるはずが、日本語発音のためなかなか理解してもらえませんでした。日本人スタッフを探して通訳してもらう、紙に書くなどしました(30代女性/岡山県)」
 

相手の話がよく分からない、もしくは自分の話が伝わらない、といったトラブルに直面したようです。それでも、ジェスチャーや翻訳アプリなどを駆使してトラブル解決に至ったよう。
 

また、「場所などは事前にしっかり調べスクショしてすぐに見せられるようにしました(30代女性/東京都)」など、写真を使ってコミュニケーションを図ったという人もいました。
 

1位:交通機関のトラブル(33票)

1位は「交通機関のトラブル」でした。天候の悪化による遅延・欠航などのトラブルは日本でもよくあることですが……?
 

「マルタ(バレッタ)からイタリア(カターニア)行きの飛行機がストライキで前日にキャンセルになりました。仕方がないので、急遽フェリーのチケットを取りました(20代女性/その他)」
 

海外では珍しくないストライキ。遭遇してしまった場合に補償をしてくれる保険もあるので、心配な人は加入を検討してみてはいかがでしょうか。
 

続いて、東南アジアで人気の交通手段「トゥクトゥク」にまつわるトラブル。
 

「タイを友達と旅行中トゥクトゥクに乗り観光することに。運転手にいろいろなお店を案内されるも特にほしいものもなく手ぶらで出てくることを繰り返していたら、コミッションが入ってこないと思った運転手が最終目的地の手前で私たちをおろして、去っていった。目的地の近くだったので、特に問題もなく(40代女性/その他)」
 

トゥクトゥクのドライバーの中には、店に客を連れて行き、コミッション(紹介料)を受け取る人もいるそう。トラブルに発展しないよう、乗車の前に料金を確認しておくといいかもしれません。
 

最後は、“海外旅行あるある”なエピソード。
 

「時間通りに運行しておらず、かなり待たされたことがあります。気にしすぎないことと、予定変更しました(40代男性/山梨県)」
 

バスも鉄道も、時間通りに来なくて当たり前。そう捉えてみれば、その後もストレスをためずに旅行を楽しめるかもしれませんね!
 

※回答者コメントは原文ママです
 

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