おかえり「Yahoo!オークション」。20年来のユーザーが思い出す、「名前も住所も互いのメアドで教え合っていた」時代の懐かしさ

ヤフーは「ヤフオク!」「PayPayフリマ」の名称を変更すると発表。各サービス名に「Yahoo!」を付け、各サービス連携を強化&ブランドの統一を図ることが狙いのようです。

「ヤフオク!」「PayPayフリマ」が2023年秋にサービス名称を変更

ヤフーは7月14日、ネットオークション最大手の「ヤフオク!」、そしてそろそろ2000万ダウンロードが視野に入ってきたフリマアプリ「PayPayフリマ」のサービス名称を2023年秋に変更すると発表しました。各サービス名に「Yahoo!」を付けることでブランドの統一を図り、サービス連携を強化することが狙いです。
 

約20年にわたりヤフオク!を使用し、PayPayフリマのユーザーでもある筆者が、今回の発表内容をチェックしつつ過去にもYahoo!オークションの名称だったヤフオク!の歴史を振り返ります。
 

この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションやの魅力を伝えている。  

 

ヤフオク!とPayPayフリマでは人気のカテゴリや商品単価に違いがある

ヤフオク!は1999年9月にサービスを開始した日本最大規模のネットオークションです。常時7000万点以上の商品が出品されていて、特にレア物やマニア向け商品に強い市場とされています。
 

PayPayフリマは2019年10月にサービスを開始したフリマアプリで、キャッシュレス決済「PayPay」と連携する点を強みの1つとしています。

ヤフオク!とPayPayフリマの人気カテゴリや商品単価の違い(画像出典:プレスリリース、以下同)

ヤフオク!とPayPayフリマでは人気カテゴリに違いがあります。各サービスで人気のカテゴリTOP3を見ると、ヤフオク!は「自動車・オートバイパーツ」「ゲーム」「ブランドファッション」、PayPayフリマは「レディースファッション」「メンズファッション」「トレーディングカード」となっています。
 

商品単価は、ヤフオク!がPayPayフリマの約1.5倍。こう見ると「ヤフオク!に出品した方が高く売れるのでは?」と思いますが、人気のカテゴリに違いがあるため、そう単純な話ではないようです。
 

現在はヤフオク!だけ、PayPayフリマだけを利用しているユーザーも少なくありませんが、今後は両サービスを併用してもらうためにも、Yahoo!ブランドに統一して連携を強化していくことになるようです。
 

Yahoo!ブランド統一で、ヤフオク!とPayPayフリマはどう変わる?

サービス名称の変更は2023年秋を予定

2023年秋にサービス名が変わることで、ヤフオク!とPayPayフリマともにいくつかの機能アップデートを予定しています。
 

■両方に共通している変更点
・匿名配送の拡充(2023年7月予定)
小型から大型までに対応できるようになり、匿名配送取引をお得な価格で提供してくれます。
 

・デザインのリニューアル

商品ページが新しくなる


商品詳細ページがより使いやすいデザインに変わります。
 

■ヤフオク!の変更点
・PayPayフリマの商品の掲出(2023年10月から順次) 

PayPayフリマに出品された商品が、ヤフオク!で検索、そして購入できるようになる

・PayPayフリマに出品された商品が、ヤフオク!で検索でき、そのまま購入できるようになります。
 

■PayPayフリマの変更点
・動画出品の縦型対応(2023年9月予定)
・グッズ交換機能のAndroid版への対応(2023年予定)
 

>次ページ:気になる手数料は?
 

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