JR東日本は7月7日、「2022年度各駅の乗車人員等のデータ」を発表しました。利用客の推移や現状を告知することを目的とし、駅ごとの乗車人員や路線別の利用状況、平均通過人員、旅客運輸収入などを公開しています。
今回は、「駅別乗車人員」ランキングで上位に入った駅をピックアップ。なお、乗車人員は、該当の駅で乗車した人員のみがカウントされており、降車の人員などその他の要素は含まれません。
第2位:池袋駅
第2位は「池袋」駅でした。1日平均の乗車人員は合計で約46万人が利用しており、2021年度と比較して約13%増加しています。内訳を見てみると、定期外では約20万人、定期では約25万5000人の利用があったとされています。
池袋駅はJR線以外にも、東京メトロや東武鉄道、西武鉄道の路線が乗り入れていて、東京都内と埼玉方面を結ぶ重要なターミナル駅です。加えて、駅の周辺には百貨店をはじめとした商業施設と、学校のキャンパスが立地。行楽目的の人や学生など、人の出入りが激しいのが乗車人員数の多い要因かもしれません。
第1位:新宿駅
第1位は「新宿」駅でした。1日平均の乗車人員は合計で約60万人が利用しており、2021年度と比較して約15%の増加です。内訳を見てみると、定期外では約29万人、定期では約31万人の利用があったとされています。
新宿駅はJR線以外にも、東京メトロや小田急電鉄などの路線が乗り入れているほか、湘南新宿ラインの停車駅であることが特徴。横浜方面や埼玉方面から通勤・通学してくる人々の受け皿として機能しています。
また、駅周辺には「歌舞伎町」や「ゴールデン街」などの大規模な繁華街が広がり、東京都庁などの公共施設、「バスタ新宿」といった他の交通機関と連携しているのも、乗車人員数の多さに影響を与えているかもしれません。