7月14日に、ついに宮崎駿監督10年ぶりの長編新作『君たちはどう生きるか』が公開。映画についての詳細が全く公開されておらず、謎に包まれています。
All About編集部は「ジブリ監督」に関する独自調査を実施。同調査は、全国の10~60代の男女349人を対象にインターネット上で行いました(調査期間:6月20日~7月4日)。本記事では、その中から「感動した宮崎駿監督作品」ランキングを紹介します。
>10位までのランキング結果
2位『千と千尋の神隠し』(67票)
2位にランクインした作品は、2001年公開の『千と千尋の神隠し』。八百万の神々が集う湯屋を舞台に、10歳の少女・千尋の活躍と成長を描いた人気作品です。アカデミー長編アニメ映画賞やベルリン国際映画祭の金熊賞など国内外の映画賞を総なめにし、今なお歴代映画興行収入ランキング2位に君臨しています。
回答者からは「千尋の成長していく姿にとても励まされます。最初は何もできない千尋が自分の考えを持ちしっかりと前を進んでいく姿に、自分もそうなりたいと感じました(36歳女性)」「見知らぬ世界に迷い込んだ千尋の感情の変化、世界への向き合い方、美しい音楽と映像はいつ見ても勇気をもらえるから(30歳女性)」など、成長する少女の姿に感動したとのコメントが見受けられました。
1位『風の谷のナウシカ』(82票)
堂々の1位に輝いたのは、1984年に公開されたジブリ作品『風の谷のナウシカ』でした。宮崎駿監督の原点ともいわれ、2020年には『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ゲド戦記』とともに劇場で再上映され再度注目を集めました。回答者からは「現代の大気汚染などに繋がる内容と、ひとりの少女の勇敢さがとても考えさせられるテーマで、毎年放送し続けて欲しい内容です(45歳女性)」「人間と自然との共存の壮大なテーマで、言葉にはできない感動があったから(42歳女性)」といった、コロナ禍や環境汚染について今なお考えさせられるというコメントが殺到しました。
また、全作品を通して多かったのが「子供の頃と大人になって見たときに感じ方が変わり、話の奥深さに感動した」という意見。子どもの頃とはまた違った良さがあるのも、ジブリ映画に感動する理由の1つかもしれません。
※回答者のコメントは原文ママです
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この記事の筆者:花輪えみ プロフィール
千葉県出身。ライター/編集者。記名ライター歴8年目。女性向けサイト編集、兼業ライターを経て現在フリー。おもにインタビュー記事や漫画書評、旅行コラムを執筆。趣味は散歩。